ニューヨークが生んだ伝説の写真家が再び 「永遠のソール・ライター」展

1950年代からニューヨークで第一線のファッション写真家として活躍したソール・ライター。58歳で自らのスタジオを閉鎖し、表舞台から姿を消すものの、隠居後に撮り続けてきた写真で刊行されたカラー作品集『Early Color』(2006)が世界的に大ヒット。83歳にして再び脚光を浴びました。

日本では、初の回顧展が2017年に開催され、カラー写真の数々が大きな話題に。そして再び、Bunkamura ザ・ミュージアムにて「ニューヨークが生んだ伝説の写真家 永遠の ソール・ライター」が開催中です。

(TOP写真 ソール・ライター 《キャロル、『Harper’s Bazaar』のための撮影》©Saul Leiter Foundation)

“カラー写真のパイオニア”となるまでの創作の秘密

飛躍的に写真技術が発展した20世紀から21世紀にかけて、新しい技術の中を柔軟に泳ぐソール・ライターの創造の世界はどのようなものだったのでしょうか。

写真家として華々しく活躍したソール・ライターですが、実は彼、「画家」を目指してニューヨークにやって来ました。“一枚の絵を描く”ように撮り続けるこだわりが原因で一時は写真界から退くことに……。しかし隠居後も写真を撮ることはもちろん、毎日毎日1枚の絵を描き続けていました。

画家として出発した個性と、天性の色彩感覚という才能があったからこそ、ほとんど知られていなかった写真家の展覧会がこれほどの反響を巻き起こしたともいわれています。

ニューヨークが生んだ伝説の写真家が再び 「永遠のソール・ライター」展

【ソール・ライターのプロフィールとフォトギャラリーはこちら】 ソール・ライター 《セルフ・ポートレート》 1950年代、ゼラチン・シルバー・プリント ⒸSaul Leiter Foundation

そんな様子が、ソール・ライターが愛したニューヨークのイースト・ヴィレッジのアパート内で、彼の膨大な写真、絵画作品、資料のアーカイブ構築に取り組む財団のプロジェクトを通して明らかになっていきます。

回顧展では、ソール・ライターの世界初公開となるカラー作品をはじめ、前回の展覧会開催以降に発掘された未発表をはじめとした作品群約200点が紹介されるとともに、彼の生涯にわたるアーカイブから、ソール・ライターのライフストーリーに迫ります。

ソール・ライターが愛した猫《パトナム》や《ソームズとアリス》など、&w限定でご覧いただける作品をはじめとする、美しい写真の一部を、《フォトギャラリー》でお楽しみください。

フォトギャラリーはこちら ※クリックすると、作品のタイトルなど詳しくご覧いただけます。

ニューヨークが生んだ伝説の写真家 永遠のソール・ライター

※新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、2/28(金)以降の全日程が中止となりました。
詳しくは公式HPをご覧ください。

会場:Bunkamura ザ・ミュージアム(東京都渋谷区道玄坂2-24-1 B1F)
会期:2020年1月9日(木)~3月8日(日) *1月21日(火)・2月18日(火)のみ休館
開館時間:10:00〜18:00(入館は17:30まで) 毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)
入館料:一般 1500円、大学・高校生 1000円、 中学・小学生 700円
お問い合わせ:03-5777-8600(ハローダイヤル)
公式HP:www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/20_saulleiter/

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Saul Leiter ソール・ライター

1950年代からニューヨークで第一線のファッション・カメラマンとして活躍。58歳で、自らのスタジオを閉鎖。世間から姿を消す。80歳を過ぎた2006年に、ドイツのシュタイデル社によって出版された作品集『Early Color』を機に、再び写真界で脚光を浴びる。その後、世界各地で展覧会開催や出版が相次ぐ。2012年にはドキュメンタリー映画『写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと』(日本公開は2015年)が公開された。

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