よなよなハンコ

どれだけテレビ好き? 山梨の温泉で猛ダッシュ

消しゴムハンコ作家で、忌野清志郎さんの長女・百世(ももよ)さんの連載「よなよなハンコ」。今回は家族全員で大好きなあのテレビ番組が復活する!といううわさから始まった、百世さん一家の「温泉ダッシュ」の思い出のお話です。面白いものには惜しみないダッシュをいとわない姿勢! 見習います。

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3月になりましたね。今月も手洗いうがいなど、自分でできることはなんでもやって、ウイルスに負けないように免疫力をあげていきたいですね……!
今回は、お笑い番組の『史上空前!! 笑いの祭典ザ・ドリームマッチ』が復活するという話を聞いて、思い出したできごとのお話をー。

毎年学校の冬休みに、山梨の温泉旅館に家族でよく行っていたんですよね。それでどこかに遊びに行った帰りに、旅館の近くにあった中華屋さんに入って、家族で夕飯を食べていたんです。入ると大きいテレビがバーンと置いてあって、そこで『ドリームマッチ』が放映されてたんですよね。

ドリームマッチは、芸人さんがフィーリングカップル形式でコンビを決めて、普段見られないような意外な組み合わせでネタを披露する番組。偶然第1回目をそこで見て、それから毎年必ず見ていました。
ピンやコンビの芸人さんがいつもと違う相手とネタをやって、ボケとツッコミが普段と変わったり、回によって違うんですが、数時間~1週間でネタを作るのも当時とても新鮮でしたね! フィーリングカップル形式なので、人気者と全く選ばれない芸人さんがキッパリ分かれちゃうのも面白かった~。最初は抽選会だったみたいですが、フィーリングカップルの印象になっちゃってますね。

特に第2回目が印象に残っていて、ダウンタウンの浜田さんとロンブーの淳さんがコンビを組むことになり、この2人がコンビってだけで面白そー!なんですが、ネタでは、淳さんが浜田さんに鼻フックとかしちゃうんです。
たしか、オーディションを受けに来た俳優が、プロデューサーに演技指導されるっていうコントだったんですが、後輩の淳さんが浜田さんにむちゃぶりしまくっていて、そのドSっぷりと、ハラハラ感が凄くて最高でしたね。しかもその一回しか浜田さんはコントに参加していないので、さらに印象に残っています。

そんな新しさを感じてハマったドリームマッチを、ご飯を食べ終わった後もずっと中華屋さんで見ているわけにもいかなかったので、CMに入ったら急いで旅館に戻ろう。ということになり、お会計を事前に済ませ、CMに入った瞬間にダッシュ!!

たしかギリギリ間に合って、ちゃんと見られたんですよね。あんなに家族でダッシュすることあるか?ってくらいすごい勢いだった気がする。私と兄がテレビ見たさに走るのは分かるけど、父と母も走っちゃうって、今思うとめちゃくちゃ面白いシーンだな!

テレビ見るために走ったのなんて、他にない……かと思いきや、実は「もののけ姫」の再放送をテレビでやっていたときも山梨で全く同じことをしていたのでした。ハマると一生懸命になっちゃうみたいです。どんだけテレビ好きなんだよ~って感じもするけど、たぶん今でも変わらずにやると思う! それくらい昔からテレビっ子な家族ですね。

今回の消しゴムハンコは、テレビのキャラクター! まったりお茶を飲みながら、自分のテレビで番組を見ています。これだったらCMの合間に必死に走る必要ないからいいな~。

百世

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PROFILE

百世

消しゴムハンコ作家。東京都在住。
2013年1月より消しゴムハンコなどの創作活動を開始。
2014年4月、初の個展「一粒万倍 百世のモモ版画」を銀座のギャラリー403で開催。以後、忌野清志郎「ネズミに捧ぐ詩」の装画やファッションブランドZUCCaとの展覧会、CDジャケット、ロゴマーク、ドラマのタイトルバックやフェスのグッズなども手掛けている。
2018年10月には犬猫グッズの「わんコレ」からコラボ商品が発売された。
https://www.momoyo-hanko.com/

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