つむぱぱの幸せの気づき方

子育てのルールは二つだけ インスタグラマー「つむぱぱ」の流儀

4歳の娘「つむぎちゃん」や、7月に生まれた息子「なおくん」との何げない、ほっこりした日常のイラストをInstagramに投稿する「つむぱぱ」さん。

そんなつむぱぱさんが、みなさんの「家族との、個人的な幸せの思い出」をもとにイラストを描く連載「つむぱぱの幸せの気づき方」をスタートします。

初回は、つむぱぱさん自身の子育てに対する考え方、家族と過ごす中で感じる幸せについて伺いました。

あなただけのトートバッグをプレゼント

 

あなたの「家族との、個人的な幸せの思い出」を教えてください。そのエピソードをもとにつむぱぱさんが世界に一つだけのイラストを描きます。採用された方には、つむぱぱさんが描いたイラスト入りのトートバッグをプレゼントします。

 

※詳しくは応募フォームをご覧のうえ、お申し込みください。

「つむぱぱ」って何者?

「『つむぱぱ』ってインターネットで検索すると、第2ワードで『何者』って出てくるんです。確かに正体不明ですよね」

つむぱぱさんはそう言って、現在の自身が置かれている状況を笑った。今から3年前の夏、彼はInstagramで短い漫画の投稿を始めた。1歳になった娘のつむぎちゃんと少しずつコミュニケーションが取れるようになり、「一つひとつのシーンにかわいいと思うことが多くなったので、何か形に残るものにしてみよう」と思い立って。

誰もがクスッと笑えるつむぎちゃんの無邪気な一言や行動を、シンプルなタッチで描いた和やかなストーリーが共感を呼び、いまや60万人を超える人々の日々の楽しみになっている。

 


「今もそうですが、本業はアートディレクターという職業です。企業のブランディングや広告のグラフィックをつくったり、CMを企画したりする仕事です」とつむぱぱさんは落ち着いたトーンで話す。「つむぱぱとして活動するまでは漫画は描いたことがなかったですね。でも絵を描くのは小さい頃から好きだったし、美大にも通っていました。そこでグラフィックデザインを学んで、絵の基礎的なところを身につけました」

絵心の由来はそこにあるという。では、どうしてあんなに毎回きちんとオチのついた話を展開できるのだろうか。

「そこについては、すごくラッキーだったと思っていて」とつむぱぱさんは続ける。「CMってだいたい15秒で、そのなかで商品の言いたいことを言いつつ、見てもらうための工夫をしなければいけません。その制限のなかで相手に伝わる企画を考えることを、日常的に仕事の中でやっています。ちょうどInstagramの写真を見せる仕組みが、画像10枚で完結。15秒のCMと、感覚が近かったんです」

もとより備えていた絵心と、CM制作で身につけたショートストーリーを構成する力。加えて、それぞれに愛らしいキャラクターの登場人物──彼の家族──が最高の素材となった。

子育てのルールは二つだけ インスタグラマー「つむぱぱ」の流儀

子どもたちには「夢中になってほしい」

主人公の長女つむぎちゃんは自由にのびのびと育つ4歳の女の子で、最近は時間があれば、「しょっちゅうお菓子を作っている」という。

関西出身の「ネアカ」の奥様は、家族を明るく照らす「太陽のような存在」だ。息子のなおくんはまだ1歳になっていない赤ん坊。「思考回路がシンプルで、僕が笑わそうとすると、思惑通り笑ってくれます。つむぎが小さい時は全然うまくいかなかったのですが(笑)」

そしてつむぱぱさん自身は、「ものを片付けるのが不得意」で、よく奥様から叱られているらしい。

 


話を聞くほどに仲の良さがうかがえるこの夫婦は、子供を育てる上で決めていることがふたつあるという。

「危ないことはさせない。ひとに迷惑をかけない。これは当たり前のことですよね。でも逆にそれ以外はなんでもしていいよ、というスタンスです。あんまり指示はしないようにしていて、なるべく自分で考えるように仕向けています」

そして子どもたちには、「好きなことに夢中になってほしい」そうだ。「いろんなところに行って、新しい経験や景色に触れて、夢中になれるものを見つけてほしいと思っています」

子供が幸せになってほしい──それは世界中の親に共通する思いだ。つむぱぱさんは、幸せになるには「自分の好きなことを見つけることが大事」だと考えているという。

「なんでもいいんです。ダンスでも、歌でも、文章でも、本当になんでも。そして好きなことを見つけたら、それをちゃんと追求して、突き詰めて自分のものにする。そうすれば、それが職業になったり、生活を支えるものになったりしますよね。いまは以前より、趣味に近いことが仕事になりやすくなっていますし、その流れはますます進むと思います。まさに、僕がいまやっている、Instagramもそうですね」

子育てのルールは二つだけ インスタグラマー「つむぱぱ」の流儀

「僕らが子供の頃って、幸せになるための方程式が決まっていたような気がするんです。良い大学に通って、終身雇用のある良い会社に入り、家族をもって、家を建てて、と。実際、僕も親から大学に入りなさいと言われていましたし。でも今は価値観が変わってきています。仕事って人生の3分の1くらいの時間を費やしますよね。人生の中でそれだけのウェートを占めているので、仕事が好きなことに近ければ近いほど、人生は幸せになると思います」

愛情いっぱいの家庭を漫画で表現する彼自身のあり方が、そのまま子供たちのロールモデルになりそうだ。「Instagramで描きたいのも、日常にあるちょっとした幸せなんです。どこか遠くに探しに行かなくても、すぐそばにあるような、そんな小さな幸せを」

(文・井川洋一)

つむぱぱ

娘「つむぎちゃん」、息子「なおくん」との日常をInstagramで、ほっこりとしたイラストで表現し、子育て世代を中心に幅広い人気を誇るインスタグラマー。Instagramアカウントのフォロワーは、60万人を超える。

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