シトウレイの好きな服、似合う服。

手持ちのカーディガンを今っぽく着こなす

シトウレイです、こんにちは!

梅雨入りして梅雨寒もあれば、真夏日もあり、皆さん如何(いかが)お過ごしですか? 今日はそんな時期に重宝するあのアイテムに関してのご紹介!

ずばり、それは「カーディガン」。
ちょっと冷える時に持っておくと便利なアイテムの着こなしは、2020年バージョンとして進化していたんです!

まずは価値観の大転換。
1.カーディガンはインナーと思え!

今シーズンのカーディガンは、「カットソーやシャツの上に重ね着する服」ではなく「素肌にそのまま着る服」になっていたのです。

たとえば、写真(トップ写真)の彼女のようにざっくり大きめカーディガンを素肌に着ると、デコルテ部分や、体の華奢(きゃしゃ)な部分も強調されフェミニンな印象になります。

そしてインナーとしてのカーディガンには、2種類の着こなしのコツがあります。

一つ目は、二等辺三角形でヘソを出す!

手持ちのカーディガンを今っぽく着こなす

素肌にそのまま少しタイトなカーディガンを着ているモデルさん。よく見るとボタンを下から数個開けて、おなかをさりげなくチラ見せしています。この着こなしで「抜け感」が演出されています。

手持ちのカーディガンを今っぽく着こなす

また、写真の右側の彼女も下のボタンを数個開け、おへそをチラ見せ。露出部分が二等辺三角形になっています。おなかの露出はちょっと……と躊躇(ちゅうちょ)しているあなた! 大丈夫です。

なぜなら、おなかの中心だけの露出であって、脇の部分まで出ていないので、ウエストが細い・太いを不問に付すことが出来る! ウエスト部分を全部露出すると、体のシルエットが浮き彫りになって、時として心が折れてしまいがちです。でもこの場合、おなかの中心部だけなんです。体のラインを見せない露出が可能です。

あと、寒がりの私はこの着こなしを躊躇していたのですが、肌の露出面積が少ないからなのか、思った以上に寒くない! 万が一、寒かったらボタンを留めれば良いだけの話。わりとハードルが高そうでいて実はすぐ取り入れられる、かつリスクの少ない肌見せの着こなしです。

二つ目は、トップスイン!

カーディガンをパンツやスカートにたくし込んで着ちゃう着こなし。

手持ちのカーディガンを今っぽく着こなす

あえてインして着てみると、途端に“今っぽい”仕上がりに。また、ウエストインすることにより相対的に足が長くスタイルがよく見えるという利点もあります。コレは特に小柄な人におすすめする着こなしです。

さて最後は、
2.カーディガンはストールと思え!

そう! マフラーやストールの代わりにカーディガンを首に巻いて。今シーズンはこの着こなしの人を特に見かけました。まず袖部分を肩にクルッと巻いて、そして左右のどちらかにずらす。

そうそう! この「どちらかにずらす」がポイントです。真ん中にあると、「一昔前にはやった“プロデューサー巻き”」になってしまうので要注意です!

手持ちのカーディガンを今っぽく着こなす

このカーディガンの着こなしは「こなれ感」がとても出ます。カジュアルなスタイルにも、少しかっちりしたスタイルにもこんな風に巻くだけで「おしゃれオーラが出ている……」人に。

新しい服を買わなくても、手持ちのアイテムで今っぽさというのは十分に作ることが出来るんです。
大切なのは、何を着るかではなくどう着るか。

「新しい生活様式」を取り入れていく中で、家のクローゼットを整理している人もたくさんいますよね!
「もういらないや」という服も、捨てる前に「着こなしで今っぽくならないかな?」って考えてみてくださいね。着こなしが変わるだけで、服はフレッシュによみがえる可能性があるから。この連載が、そういったことを考えるヒントになったらうれしいです。

ではでは今日はこの辺で。
また次回お会いしましょう。
お相手はシトウレイでした。またね!

(文・写真 シトウレイ)

PROFILE

シトウレイ

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日本を代表するストリート・スタイル・フォトグラファー、ジャーナリスト。
毎シーズン、世界各国のコレクション取材を行い、独自の審美眼で綴(つづ)られる言葉と写真が人気を博している。ファッションにおける感性の高さと分析力で講演や執筆、テレビやラジオ出演、商品プロデュースやコンサルタント等、ジャンルを超えて活動。ストリートスタイルの随一の目利きであり、「東京スタイル」の案内人。また彼女自身のセンスも、ストリートフォトグラファーの権威「The Sartorialist」の著書で特集を組まれる等、ファッション・インフルエンサーとしても活躍中。

STYLEfromTOKYO

著書:
東京ストリート写真集「STYLEfromTOKYO」
(discover21刊)
東京ガイド「日々是東京百景」
(文化出版局刊)

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