よなよなハンコ

いざ、壁紙DIY!

消しゴムハンコ作家で、忌野清志郎さんの長女・百世(ももよ)さんの連載「よなよなハンコ」。今回は近ごろインテリアショップなどでも見かける“貼ってはがせる壁紙”を試してみたお話。DIY(Do It Yourself:自分で修繕したり作ったりすること)、人気がありますよね。賃貸に住んでいると、挑戦したくてもなかなか手が出せないもの。かわいいインテリア雑誌などを見ては、妄想が広がります。百世さんがDIYに挑戦したのは、少~し怖い理由があって!?

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最近、寝室の壁紙をDIYしました!

兄が小さい頃、寝るときに爪で壁紙を剝がすクセがあり、ベッドの真横の壁が、杖を持って雲の上に座っている仙人みたいな模様になっていたんですよね。

それが偶然なのかあえて仙人を作ったのか、昔のこと過ぎて兄も覚えていないらしい。以前家族の寝室だったその部屋は、今は私が使っていて、ちょうどベッドのところにその壁があるんです。横向きで寝ると仙人が暗闇の中にうっすら見えてちょっと不気味なんですよね。

ずっと気になってはいたんですが、自分で壁紙を直せるものだとは思っていなくて、そのままにしていたんですよね。でもこの間、“貼ってはがせる壁紙”があることを知りました! 壁紙のシートと、仙人以外の壁もボロボロになっているところがあったので、パテも買って、いざ壁紙DIY!

まずは、壁の下地補修用の「パテ」を使って直していきました。粉のパテと水を練り合わせ粘土質にし、それをへラを使って壁の補修箇所に塗っていくのですが、ちょっと職人気分になれて楽しかった〜。ヘラで平らにパテを塗るのが結構難しく、職人さんはやっぱりスゴイんだなぁとしみじみ思いながら作業していきました。

パテ補修が終わったら丸一日乾くのを待ち、ヤスリがけして平らに整えたら、ついに壁紙貼り!

専用のりを壁にローラーで塗って、壁紙を貼り、壁と壁紙の間の空気を抜く道具を使ってピタッと貼り付けていき、余分な壁紙の部分をカッターでカットしたら完成! 平面のところはスムーズにいきましたが、柱で出っ張っている部分と、壁紙同士をピッタリと合わせていくのが大変でしたね。

元の壁紙の上から貼れちゃうので、思ったよりも簡単にできました! 無事にピシッとつやつやの壁に生まれ変わってうれしいな〜。

今までの壁に慣れていたからか、寝るときに仙人がいないのがまだ不思議な感じです。

今回の消しゴムハンコは、壁紙を貼るのに使った道具たち!
ローラーやパテベラ、壁紙のシートなど、いろんなものを使うのが面白かったので彫りました〜。

やっぱり壁がキレイだと気分いいなー! 壁紙DIY、またやりたい!

百世

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PROFILE

百世

消しゴムハンコ作家。東京都在住。
2013年1月より消しゴムハンコなどの創作活動を開始。
2014年4月、初の個展「一粒万倍 百世のモモ版画」を銀座のギャラリー403で開催。以後、忌野清志郎「ネズミに捧ぐ詩」の装画やファッションブランドZUCCaとの展覧会、CDジャケット、ロゴマーク、ドラマのタイトルバックやフェスのグッズなども手掛けている。
2018年10月には犬猫グッズの「わんコレ」からコラボ商品が発売された。
https://www.momoyo-hanko.com/

ハンコ師匠となっても、初心忘れるべからず

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