本物? ジオラマ? 広がる不思議な風景。フォトグラファー本城直季さん、初の大規模個展

≪Stockholm, Sweden≫,2004(small planet シリーズより)©Naoki Honjo
&wの連載「東京の台所2」でおなじみ、フォトグラファーの本城直季さんの初の大規模個展「本城直季 (un)real utopia」が、11月7日から市原湖畔美術館(千葉県市原市)で開かれます。
ビルや工場などの人工物、自然の中のひとや動物の姿……。それらを大判カメラのアオリを利⽤してジオラマのように撮影する手法は、現実とも作り物ともとれる不思議な光景を生み出し、見慣れたはずの景色に新たな気づきを与えてくれます。
展覧会では、2006年に第32回⽊村伊兵衛写真賞を受賞した「small planet」シリーズをはじめ、アフリカのサバンナを切り取った初公開シリーズ「kenya」、住宅街の路地裏を⻑時間露光で撮影した「LIGHT HOUSE」など、計約150点が公開されます。
作品の一部を、《フォトギャラリー》でお楽しみください。
本城さんから&w読者へのメッセージ
僕自身初の大規模な個展となっております。
これまで製作してきた作品をまとめて見られる初めての場です。
僕の作品に対する一貫した思いが、詰め込まれた内容となっています。
「東京の台所2」とはまた違った視点を、楽しんで頂けたら幸いです。
市原湖畔美術館は、建物も周辺の環境もとても素敵なところです。
気晴らしに、ぜひお越し頂けたらと思います。
本城直季 (un)real utopia
※展覧会は緊急事態宣言の発令を受け、会期を短縮し、1月8日(金)で終了しました。
会期:2020年11⽉7⽇(⼟)~2021年1⽉24⽇(⽇)
休館日:月曜(月曜が休日の場合は翌平日)、12月28日(月)~1月4日(月)
開館時間:平⽇10:00~17:00、土曜・休前⽇9:30~19:00、日曜・休日9:30~18:00
(最終入館は閉館時刻の30分前)
会場:市原湖畔美術館(千葉県市原市不入75-1)
料金:⼀般800円、学生・高校生・65歳以上600円など
展覧会公式サイト
《フォトギャラリー》
※写真をクリックすると、作品紹介をくわしくご覧いただけます。
PROFILE
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本城直季(写真)
1978年東京生まれ。現実の都市風景をミニチュアのように撮る独特の撮影手法で知られる。写真集『small planet』(リトルモア)で第32回木村伊兵衛写真賞を受賞。ほかに『Treasure Box』(講談社)など。
公式サイト
http://honjonaoki.comスタジオ兼共同写真事務所「4×5 SHI NO GO」
https://www.shinogo45.com