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規格外のパール、唯一無二の美

真珠といえばまん丸な玉。そんな既成概念にとらわれず、自分らしくパールジュエリーを選ぶというのは、いかがだろう。

現在、ジュエリーに使われる真珠は、ほとんどが養殖されたものだ。形のゆがんだものは質が低いとみなされ、店頭に並ぶ前に選別されてしまう。そんな規格外ともいえるバロックパールに新しい魅力を見いだしたブランドが、日本にいくつも生まれてきている。

例えば、デザイナーの眞貝瑞季(しんかいみずき)によるブランド「シンカイ」は、個性豊かな真珠一つ一つの形に合わせてジュエリーを製作。いつも一緒にいたくなるような気負いのないデザインが、つけていて心地よい。

規格外のパール、唯一無二の美

シンカイのピアス2万8千円

また、三重県伊勢市のブランド「セブンスリー」は、ゆがんだ形の真珠を「金魚真珠」と名づけて商品化。養殖中に何らかの影響で突起がついた真珠を、チャーミングなジュエリーに仕立てた。この突起つきの真珠は、養殖業者の間では「ツノダマ」などと呼ばれ、多くが廃棄されているのだという。

規格外のパール、唯一無二の美

セブンスリーのピアス(片耳)3万5800円、ペンダント5万1千円(いずれも税別)

工業製品のようにきれいに形の整った真珠よりも、ちょっと形が変わったバロックパールに魅力を感じる女性が増えてきたようだ。その理由は、それらが二つとして同じ形のものはなく、世界にたった一つの自分だけの宝石であることを感じさせてくれるからだ。あるがままの形に自然の美を見いだし、活用しようというバロックパールのジュエリーは、近年高まりを見せているサステイナビリティーへの意識にも通じている。

(ジュエリー・時計ジャーナリスト 本間恵子)

指輪だってジェンダーレス

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