小さなご褒美 年末年始プレゼント企画

池田浩明さん「“パンを分け合う関係”が広がるイメージ。今年も食べまくります」

クリスマスやお正月、本来なら心浮き立つ季節なのに、今年はそんな気分にもなれなくて……。コロナ一色だった2020年、様々なライフスタイルの変化や我慢を乗り越えてきた私たち。「2020年、お疲れ様でした!」「2021年がよりよい年になりますように」。そんなメッセージを込めて、12月25日~1月5日、10の連載の筆者陣がセレクトした逸品をプレゼントする企画「小さなご褒美」をお届けします。そばにおせち、お雑煮に、と和食三昧の年末年始。そろそろパンが恋しくなりませんか? 今日は全国各地のパンを食べ歩く「このパンがすごい!」の筆者、池田浩明さんの登場です。
 

池田浩明さん「“パンを分け合う関係”が広がるイメージ。今年も食べまくります」
池田浩明さん「“パンを分け合う関係”が広がるイメージ。今年も食べまくります」

池田浩明さん「“パンを分け合う関係”が広がるイメージ。今年も食べまくります」

池田浩明

ライター、パンの研究所「パンラボ」主宰。佐賀県出身。日本中のパンを食べまくり、パンについて書きまくるブレッドギーク(パンおたく)。編著書に『パン欲』(世界文化社)、『サッカロマイセスセレビシエ』『パンの雑誌』『食パンをもっとおいしくする99の魔法』(ガイドワークス)、『人生で一度は食べたいサンドイッチ』(PHP研究所)など。国産小麦のおいしさを伝える「新麦コレクション」でも活動中。最新刊は『パンラボ&comics 漫画で巡るパンとテロワールな世界』(ガイドワークス)。

 

2020年は、どんなことを感じた1年でしたか

「パンの力」を感じました。

コロナ禍で、「おうちで過ごす」ことがテーマとなる中、パンの通販がもてはやされ、パン作りは世界的な流行を見せました。僕も自粛期間中は、ずっと家にいたせいで、閉塞(へいそく)感を覚えていましたが、通販で買ったパンの包みを開けたとき広がった香りのすばらしさに励まされ、心の空気まで入れ替えてもらった気がしました。

パンは、人のあたたかな手で作られ、窯の熱で焼きあげられる、だからその風味は心をあたためてくれるのだと思います。また、小麦は土から育ち、酵母は空気の中にいるものですから、土地の味、風土まで伝えるのでしょう。

先の見通せない中でも、たくさんの若手が新店をオープンさせました。多くが国産小麦を使い、そしてかつては珍しかった石臼を備える店も当たり前に出てきたことは、うれしい驚きでした。

生産者から直接取り寄せた小麦を自店で挽(ひ)ける石臼は、畑と消費者をつなぐものです。挽きたての粉はフレッシュな香りで、小麦のおいしさを教えてくれます。地元の小麦を使えば、地域内で経済を循環させ、農業を活性化させることが可能です。コロナによって移動が制限され、明るい展望が持ちづらくなる中、「ローカル」に光をあてる石臼の存在は、未来への希望を示している気がしました。

2021年を、どんな年にしたいですか

フランス語で仲間のことをコパン(copain)といいます。「パンを分け合って食べる関係」というのが語源です。聖書の中にもパンをたくさんの人と分け合う場面が出てきます。そんなふうに、パンには分かち合うイメージがあり、それが私がパンに惹(ひ)かれているひとつの理由です。

ひとつのパンを独り占めしようとすると争いが生まれてしまいますが、みんなで分け合うなら、平和が生まれます。奪い合うことより、分け合うイメージが世界に広がっていったらいいなと思いながら、「このパンがすごい!」を書いていきたいと思っています。

&w読者へメッセージを

いつもご愛読ありがとうございます。今年もパンを食べまくり、パンを書きまくって、みなさまに楽しい時間を届けたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。

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*店舗情報は記事公開日のものです。お出かけの際は、事前に営業状況をご確認ください。


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    テキスタイルブランドgochisouのパン柄のキッチンクロス(33cm×45cm、麻100%)を1名様に。

    「テキスタイルデザイナー坂本あこさんの、食をテーマにしたブランド。坂本さんの楽しく自由な絵が大好きです。彼女は描くとき、きっと童心にかえっているんだと思います。手作り感のある風合いにも気持ちがなごみます」(池田さん)

    池田浩明さん「“パンを分け合う関係”が広がるイメージ。今年も食べまくります」

    ©gochisou

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