よなよなハンコ

偶然が生んだ“みそコンソメスープ” そのお味は……

消しゴムハンコ作家で、忌野清志郎さんの長女・百世(ももよ)さんの連載「よなよなハンコ」。頭で考えていることとは別で、体が自然に動いちゃうことってありますよね。今回はそんな“クセ”で生まれた、一見不思議な料理のお話です。

   ◇

2月になりましたね!

この間夜ごはんを作っていたときに、今日の汁物はコンソメスープにしようと思って、鍋に水とコンソメの粉末を入れて野菜を煮込んでいたんです。そのあと野菜を切ったり、お肉を焼いたりしていて、「あ、そろそろかな」と思い、冷蔵庫から味噌(みそ)を取り出したんですよね。

それで、いつも通りの分量の味噌をとって鍋に入れました。

……。

そして「スープの味見しなきゃな~」とおたまを持ったときに、何か違和感を覚え、そして気付いたんです。

「わたし、コンソメスープに味噌入れちゃってるじゃん!!」って。

作りたいのはコンソメスープだったのに、すっかりコンソメを入れたのを忘れて、自然に……。ここ最近味噌汁をよく飲んでいたので、そのクセで体が動いたのかもしれないけど、やってしまったー。

一体どんな味になっちゃったんだろう? 見た目は完全に味噌汁だけど、味噌とコンソメって合うの? 全部台無しか!?と、いろんなことが頭の中を駆け巡りつつ、おそるおそる飲んでみたら、

……全然まずくない!

味噌汁に近い味だけど、コンソメの風味もする。でもどちらでもないコクのある和洋折衷なスープになっていて、普通においしかった! 家では全くやったことがなかったので、本当に焦った〜。

でもなぜか食べたことがある味だったので検索してみたら、レシピが色々あって、作っている人もたくさんいたんですよね。知らない間に、私も食べたことがあったのかな? 思ったよりもポピュラーな組み合わせだったのかも。

今回の消しゴムハンコは、みそスープちゃん! 味が和洋折衷だったので、フリフリが付いた着物にしてみました〜。

“コンソメみそスープ”は、コンソメスープか味噌汁を求めていると全然違うものでビックリしちゃうけど、たまに作るのもいいかもな。偶然知れて良かったけど、クセには気をつけないといけないですね……!

百世

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PROFILE

百世

消しゴムハンコ作家。東京都在住。
2013年1月より消しゴムハンコなどの創作活動を開始。
2014年4月、初の個展「一粒万倍 百世のモモ版画」を銀座のギャラリー403で開催。以後、忌野清志郎「ネズミに捧ぐ詩」の装画やファッションブランドZUCCaとの展覧会、CDジャケット、ロゴマーク、ドラマのタイトルバックやフェスのグッズなども手掛けている。
2018年10月には犬猫グッズの「わんコレ」からコラボ商品が発売された。
https://www.momoyo-hanko.com/

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