クリトモのさかな道

年始めのフグづくし

  • 文・写真 栗原友
  • 2018年1月10日

こんなでっかいフグ、自宅お初

 新年あけましておめでとうございます。

 2013年1月10日、この連載がスタートしました。今日で5周年。この連載も6年目に入りました。祝! これも読者の方がいてくださるからこそ、続けられるというもの。本当に感謝です。いつまで続けさせていただけるかわかりませんが、今年もどうぞよろしくお願い致します。

 さて、いきなり自慢ですが、年末に3キロ超えのフグを調達しました。3キロって聞いたことない大きさだけど、これがまためっちゃおいしいらしいのです。産地は千葉県竹岡。竹岡のフグはとてもおいしいと有名なんですって。年明けに友人とフグを食べまくろうと約束し、夫が気合を入れて準備。フグはさばいて水分を飛ばすために毎日手間をかけ、白子も血抜きをし、ヒレを干し、皮の棘(とげ)をそいで下準備をしていました。

1月2日、てっさでお客様をお出迎え

 そして迎えた当日。まずはフグのお刺し身。フグ屋さんが販売している一束3000円以上する特別なネギも用意。もみじおろしは自家製でできなかったので、冷蔵庫に眠っていた激辛の発酵唐辛子ペーストを大根おろしに混ぜました。ポン酢は既製、といっても京都からわざわざ取り寄せているものなのですが、そのポン酢にゆずを絞って香りをプラスしました。あん肝を作ってふぐで巻いていただきました。最高!

茶碗蒸し、見た目いいけど火を入れすぎちゃった

フグアラで湯豆腐

 そしてフグの白子の茶わん蒸しを出して、お鍋のスタート。ふぐのアラでだしをとって、湯豆腐。最近混ぜ物をして作るお豆腐があるのが本当に悩ましい。なかなかおいしいお豆腐たべられないなあ。

てっちりを堪能

珍しくひれ酒も

 湯豆腐の後はフグの身と野菜を入れてフグ鍋。途中でひれ酒も飲んじゃったりして。そしてクライマックス、白子たっぷりの雑炊。これはもう最高でしたね。

白子雑炊はお代わり3回した

 生米からゆっくり炊いて、ふぐのだしをたっぷり吸い込んだ米。それと一緒に半生の白子を食べる。ああ、幸せ。今年も健康に楽しく過ごせますように。ちなみに、築地市場初競り日、今年は私たち夫婦の4年目の結婚記念日でした。いつもおいしいものを持ってきてくれる夫にも感謝です。

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PROFILE

栗原友(くりはら・とも)料理家

写真

1975年生まれ、東京都出身。2012年から4年間、築地「斉藤水産」に勤務した。現在は料理教室を中心に活動する傍ら、魚料理の啓蒙や、魚を用いた食育に力を入れている。また、東京・浅草の遊園地「花やしき」内の居酒屋「夜のさわぎ」をはじめとする飲食店のプロデュースなど、幅広く活動中。近著に『クリトモの大人もおいしい離乳食』(扶桑社)、『クリトモのさかな道 築地が教えてくれた魚の楽しみ方』(朝日新聞出版)。http://kuritomo.co.jp/

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