クリトモのさかな道

生のシラスをピザにしました

  • 文・写真 栗原友
  • 2018年4月17日

  

 釜揚げシラスや生シラスが店頭に並ぶようになりました。白いご飯や大根おろしにのせて食べたり、パスタにしたり、楽しみ方はたくさんありますよね。私も一番好きなのは白いご飯にたっぷりのせてかき込む方法。とびきりおいしい醤油かポン酢を用意して、みずみずしい大根おろしを添えたら最高ですね。 

 先週のある日のこと。この日は近くの大型スーパーに家族で買い物に来ていました。娘が冷凍食品コーナーにある大量のピザを見て、昼ごはんにピザ食べたいなーと言うので、自宅でトッピングをして具だくさんピザにしようということになり、一番シンプルなチーズだけのっているものを買ってみました。

 そのまま鮮魚コーナーへ移動すると、釜揚げシラスと生シラスを扱うコーナーがあったので、私は釜揚げシラスをのせてオリーブオイルをかければいいかなと思ったのですが、夫が「え? やっぱり生でしょ」と。熱々のチーズの上に生シラスをのせちゃうと火が通っちゃいそうだし、それなら釜揚げシラスのほうが使いやすいんじゃないの? と思ったのですが、とりあえず言われた通りに購入。家には買ったばかりの春キャベツがあるので、これを細かく千切りにし、娘に指示して全体にのせます。

  

 その上からオリーブオイルをかけて、ガスオーブンで7分ほど焼きます。春キャベツがしんなりして、チーズが溶けていい感じ。その上に生シラスをスプーンですくって、たっぷりのせてもらいました。娘はデコレーションが好きみたい。「お魚たくさんのせていいの?」と確認しながら「生シラスと春キャベツのピザ」の完成です。

 ちょっとシンプルすぎてパンチが足りないので、レモンとコリアンダーシードが入ったシーズニングソルトをガリガリとふりかけ、上からエクストラバージンオリーブオイルをまわしかけました。チーズと甘いシラスがとってもおいしいですね。味も春、見た目も春。こんな組み合わせ、いかがでしょうか?

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PROFILE

栗原友(くりはら・とも)料理家

写真

1975年生まれ、東京都出身。2012年から4年間、築地「斉藤水産」に勤務した。現在は料理教室を中心に活動する傍ら、魚料理の啓蒙や、魚を用いた食育に力を入れている。また、東京・浅草の遊園地「花やしき」内の居酒屋「夜のさわぎ」をはじめとする飲食店のプロデュースなど、幅広く活動中。近著に『クリトモの大人もおいしい離乳食』(扶桑社)、『クリトモのさかな道 築地が教えてくれた魚の楽しみ方』(朝日新聞出版)。http://kuritomo.co.jp/

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