朝日新聞ファッションニュース

ユニクロ、ファッション性を追求

  • 2018年6月13日

有名デザイナーとコラボ 今度はトーマス・マイヤー

 ユニクロがファッション性へのアプローチを続けている。ベーシックな日常着を展開しながら、有名デザイナーとの協業を近年ますます増やしており、18日にはイタリアの高級ブランド「ボッテガ・ヴェネタ」を手掛けるトーマス・マイヤーと組んで初めてのリゾートウェアを発売した。

  

 商品はマイヤーらしい洗練されたシルエット。マイヤーの本拠地は米国のリゾート地フロリダで、赤や黄など太陽を思わせる色やヤシの木の柄を多用した。ユニクロの涼感素材「エアリズム」を使ったジャケットや、カシミヤ100%のサマーニット、水着などをそろえ、価格は9990円までに抑えた。全商品をそろえるのは銀座店など一部の店舗だけという。

  

 ボッテガ・ヴェネタとの価格の差は大きいが、マイヤーは「値段にかかわらず、もう服をどんどん着捨てていく時代ではない。様々な状況で着られて、出かける時につい手に取ってしまう服。着ると気分が上がり、着る人と一緒に年を取っていくような服を目指した」と話す。

 ユニクロはこれまでも、最高級ブランドの創始者ジル・サンダーや、エルメスを担当していたクリストフ・ルメール、現ロエベのジョナサン・アンダーソンら世界の有名デザイナーと組んだ商品を発表。デザインをファッション感度の高い層に訴求するとともに、世界での知名度を上げてきた。

 ユニクロを運営するファーストリテイリングの勝田幸宏・執行役員は「毎回、仕立ての手法や考え方など社内へのフィードバックも大きい。テレビ番組の『料理の鉄人』のように、素材が同じでも、できあがったものの味や見かけが全く違うのが面白い」と話す。(高橋牧子)

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