クリトモのさかな道

美味!サーモンとマグロの間の魚、まんだい

  • 文・写真 栗原友
  • 2018年9月25日

東京・築地の「斉藤水産」で魚の修業をし、現在は子育てをしながら魚を用いた食育の活動などを行う、“クリトモ”こと栗原友さん。築地市場内食べつくしの旅から戻り、今週は、マンボウの仲間、珍しいお魚のお話です。

    ◇

でっかい魚体。模様もしゃれてる

夫が珍しい魚を持ち帰ってきました。名前は「まんだい」。見たことも聞いたこともない。ほとんど流通しない魚と聞いたから調べても出てこないだろうと思っていたら、いつものサイトにいました。すごいな「ぼうずコンニャク(市場魚貝類図鑑)」。

で、分類を見てみると長い長い! 顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区真骨亜区正真骨下区アカマンボウ上目アカマンボウ目アカマンボウ科アカマンボウ属。

頬の肉もでっかい。これをフライにすればよかったかな

マンボウの仲間なんですね。マグロのはえ縄漁が行われているところで採れるそうで、スーパーなんかにも並ぶみたい。魚体が大きいので、加工用の魚として重宝されているのだそうです。なるほど。地元のすし屋で出てきたら気分上がりますね。

柵の状態。でかすぎてなかなか食べきれない

さて、このまんだいを食べてみました。まずはお刺し身。味はサーモンとマグロの間みたいな不思議な味。特に脂が乗っているところ、すごい脂。ジュワッとあふれるくらい。お皿がテリテリになっちゃうほどです。

上にはスパイスソルトにライムチリパウダー。ニューヨーク土産なの

脂がすごいので、セロリと赤タマネギを刻んでのせてカルパッチョ風に。野菜と一緒に食べるのがちょうどいいくらいの脂です。おいしいんだあ! 頬(ほほ)の肉は塩をして魚焼きグリルで調理。余ったお肉は裂いて野菜とマヨネーズとあえてサンドイッチで食べました。写真忘れてしまった。

この豚ヒレのようなカツ! これが絶品だった!

食べても食べても食べ終わらないまんだい。カルパッチョの2日後、最後の調理でカツレツに。パン粉を粉チーズと一緒に攪拌(かくはん)して細かくしたら、塊のままフライに。これが死ぬほどおいしかった! たまたま大阪土産で「イカリ」のソースをもらったのでジャバジャバふりかけて食べたのですが、これがベストマッチ! 淡泊だからフルーティーなウスターソースが味になじむんですね。次はいつ食べられるのかな。面白い魚でした。

>>「クリトモのさかな道」のバックナンバーはこちら

PROFILE

栗原友(くりはら・とも)料理家

写真

1975年生まれ、東京都出身。2012年から4年間、築地「斉藤水産」に勤務した。現在は料理教室を中心に活動する傍ら、魚料理の啓蒙や、魚を用いた食育に力を入れている。また、東京・浅草の遊園地「花やしき」内の居酒屋「夜のさわぎ」をはじめとする飲食店のプロデュースなど、幅広く活動中。近著に『クリトモの大人もおいしい離乳食』(扶桑社)、『クリトモのさかな道 築地が教えてくれた魚の楽しみ方』(朝日新聞出版)。http://kuritomo.co.jp/

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栗原友(くりはら・とも)料理家

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1975年生まれ、東京都出身。2012年から4年間、築地「斉藤水産」に勤務した。現在は料理教室を中心に活動する傍ら、魚料理の啓蒙や、魚を用いた食育に力を入れている。また、東京・浅草の遊園地「花やしき」内の居酒屋「夜のさわぎ」をはじめとする飲食店のプロデュースなど、幅広く活動中。近著に『クリトモの大人もおいしい離乳食』(扶桑社)、『クリトモのさかな道 築地が教えてくれた魚の楽しみ方』(朝日新聞出版)。http://kuritomo.co.jp/

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