ぶかつ

階段よりエレベーターを選ぶ女子が筋トレに開眼!? リーボック「クロスフィット」を体験

  • 文・石川歩
  • 2018年10月10日

  

人生100年時代とも言われる昨今、健康への関心は低くありません。“楽して健康”よりも“楽しく健康”に。そう考える皆さんに、“運動のある過ごし方”をご提案。

今回は、近年人気が出てきたフィットネスプログラム「クロスフィット」を体験しました。同フィットネスは、アメリカ発祥のトレーニングで、「歩く・走る・起き上がる・拾う・持ち上げる・押す・引く・跳ぶ」など、日常生活で繰り返し行う実用的動作の強化をベースに、強度の高いトレーニングを行うもの。毎回異なったプログラムが組まれるため、飽きずに続けられることや、基礎体力アップと生活の動作が楽になるのを実感できるトレーニングとして注目を集めています。

ReebokONEブランドアンバサダー・クロスフィットトレーナー・フィットネスモデルのAYAさん

ビジネスパーソンに、“忙しい”を言い訳にしないトレーニングを

この夏、都市開発が進む東京・虎ノ門に、グローバルフィットネスブランド・リーボックが総合プロデュースを手掛けたトレーニングジム『リーボックフィットネスベース虎ノ門』が誕生。クロスフィットを中心に、ヨガ・ピラティス・瞑想(めいそう)のクラスから、ブートキャンプやスパルタンクラスなどハードに体を鍛えるクラスまで幅広く展開しています。

『使える体=ファンクショナルな体』を身につけることを目的にしたプログラムが組まれている

リーボック・シニアディレクターの白川創一さんは、虎ノ門にクロスフィット中心のジムをオープンした理由をこう説明します。

「最近、特に女性の参加者が急増しているのがクロスフィット。人気の背景には、フィットネスに対するマインドの変化と、ヘルスコンシャスなビジネスパーソンが増えたことにあります。働き方改革が注目されているなか、短時間で効率よく効果があげられるプログラムを通じて、忙しいビジネスパーソンでも楽しい毎日を過ごせるフィットネスライフをこのジムから提案していきます」

新しいフィットネスの始まりと同時に、リーボックワンアンバサダーのニコラス・ペタス氏は、「クロスフィットは1日のたった1時間でできます。忙しいとか、時間がないというのは言い訳になりません」と、気合をいれます。

「時間が無いは言い訳になりません」とペタス氏。説得力のある体から発する言葉に聞き入る

『リーボックフィットネスベース虎ノ門』がオープンしたのは、虎ノ門ヒルズの目の前。多くの企業・省庁が集まるこのエリアで、仕事の合間に実践できるクロスフィットのジムがオープンしたことは、今までにない効率的な“スキマ時間”の使い方として、ビジネスパーソンの新しい価値観を生み出すムーブメントになるかもしれません。

『リーボックフィットネスベース虎ノ門』がオープンしたのは、多くのビジネスパーソンが集まる虎ノ門ヒルズの目の前

ハードすぎるトレーニングは、みんなで乗り越える

リーボック認定のトレーナーが、年齢や体力のレベルによってプログラムのレベルを調整している

「クロスフィットは“ガチの”トレーニングです。本当にハードなトレーニングですが、グループレッスンが一つの特徴です。一人でこのハードワークをするのは無理、みんなでやるからできることです」というニコラス・ペタス氏の言葉を聞いて、やる前からくじけそうになりつつ、一人で初めてのクロスフィットに参加しました。

しんどいのは自分だけじゃない……1人じゃないことが勇気に

アキレス腱や股関節伸ばし、肩関節回しなどをテンポよくリズミカルに行う準備体操は、ハードなラジオ体操のよう。ふだん伸ばさない部分を動かすと、パキパキと音が出て気持ちいい。準備運動が終わってハアハアと肩で息をしている周りの人を見て、筆者と同じレベルの人がいるとちょっと安心します。

準備運動はまだ余裕。初めて会った人同士でも、運動を介せばみんな仲間

休む間もなく、スパイダーマンのように地面スレスレに体をはわせて進んだり、横飛びステップで走ったりと、全身を使って前進する動作を繰り返します。後ろからどんどん人がやってくるので休めず、気がついたら全身から汗が吹き出していました。両手足を伸ばせるように広がったら、スクワットのレクチャーがスタート。両手を前に伸ばして両膝を外に向け、真下にストンとしゃがんで起き上がる動作を繰り返します。腕立て伏せ・腹筋は実践しながら、トレーナーたちが個々にレクチャーしていきます。

動きについていけない人はトレーナーが付いて指導してくれる。励まされると頑張りたくなるのが人というもの

早く走り終えないとパートナーがいつまでも筋トレをすることに?

水分補給のあと、ペアを組んで一人が10キロの大きなボールを抱えて外を走るあいだ、もう一人はスクワット・腕立て伏せ・腹筋を繰り返すメニューを2セットやると聞いて、信じられない思いに。もう十分くたくたなのに、これからが本番と知ってクロスフィットのキツさを実感します。相手がスクワットをしながら待っているというプレッシャーも、走る背中を後押しします。1周目のランは乗り越えたものの、2周目は辛いとか暑いという感覚を超えて意識が“無”になっていました。

パートナーが帰ってくるあいだ、スクワットをし続けるのもまたキツイ

「トレーニングは人生の練習」思い出したAYAさんの言葉

この日、会場を訪れていたリーボックブランドアンバサダーAYAさんの言葉を思い出しました。

「運動に楽なものはありません。ワークアウトは辛いものです。途中で止まってしまいたいと思う気持ちは誰にでも起きる。でも私は、もしも途中でワークアウトを止めたら、“人生で何かを辛くてやめたいと思った時もトレーニングと同じようにやめるの? 辛いから止まる人生を繰り返すの?” と考えます。大げさかもしれませんが、トレーニングは人生の練習だと思っています」

“ここで止まったら、自分に負けるってことか……”という感情が湧いてきて、自分でも想定外の気力で最後まで走りきることができました。普段から全く運動をせず、階段とエスカレーターがあるなら絶対にエスカレーターを選ぶ筆者なのに。

10キロのボールをもってもう1周……

そして、全てのトレーニングが終わったときの爽快感は、ふだん運動をしない人たちにこそ感じてほしいものでした。日々追われる締め切りやタスク、人間関係の煩わしさなど、日常の小さな心配ごとを忘れて運動に没頭することが、こんなにも気持ちいいなんて……!

クロスフィットのあとのヨガ。深呼吸を繰り返すうちに汗がひいていくのがわかる

クロスフィットのあとはヨガでクールダウン。太陽礼拝やダウンドッグ、英雄のポーズなどで全身を伸ばしたあとに、ペアを組んで相手の体の重みを利用して深くストレッチしていきます。知らない者どうしでペアを組みますが、クロスフィットをやり切った一体感と、有無を言わせず明るくレクチャーするトレーナーの指示で、年齢・性別・国籍も関係なく、ただそこに集まった人たちと一緒に運動をする気持ち良さを知りました。これなら、一人で行っても一人ぼっちにならず、ハードなトレーニングも乗り越えられそう。

普段“運動ゼロ女子”が初クロスフィットを終えて

後日、全身が筋肉痛で歩くのも大変な状態でしたが、あの爽快感をもう一度体感したくなっている自分に気がつきました。嫌なことがあってもミスをしても、気持ちをリセットしてまた前に進まなければならないのが仕事。であれば、濃密な1時間のクロスフィットを取り入れて心身ともにリセットするのは、絶対に“アリ”です。ダイエットや体をきれいに見せるためのトレーニングを超えて、自分の体の力を信じて伸ばしていくクロスフィットネス、一度体験したら皆さんもその面白さに気がつくはずです。


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