リノベーション・スタイル

<178>壁に色を塗りたい!夢とこだわりの詰まった寝室

  • 石井健
  • 2018年10月10日

[S邸]
Sさん ご夫婦(夫39歳、妻39歳)
東京都調布市 築37年/59.04m²

    ◇

 Sさんご夫婦は写真学科だった学生時代からのおつきあいだそうで、感性や好みに共通点が多いよう。これまではずっと賃貸の部屋にお住まいでしたが、「いつになったら壁に色を塗れるんだろう?」と思い続けていたとか。いつかは自分たちの世界観を反映した部屋に住むことを夢見ていました。

 10代の頃からあたためてきたアイデアを詰め込んだ部屋の中で、印象的なのは玄関からリビングに向かう廊下。レモンイエローに塗ったガラス戸の枠とキッチンの壁も目を引きますが、特徴的なのが天井。なんとティンパネル(ブリキ製の化粧パネル)を使っています。昔、お二人が一緒に見た映画で目にして以来「いつか使ってみたい!」と長年思い続けてきた素材だそう。

リビングの隣には寝室、奥にはキッチンがある

 ティンパネルはもともと欧米で不燃材として使われていましたが、最近はアンティークショップでも人気。こちらは、品川にある「THE TRUE(ザ・トゥルー)」という店舗向けのアンティークショップで購入しました。なかなか気分がアガる入り口ですね。

 全体のイメージは「ヨーロッパテイストのアトリエ」と言えばいいでしょうか。打ち合わせでは、お二人がEvernoteに集めたイメージを提出してくれました。ポイントは「ベーシックな空間の中に柄や色をポイントで使いたい」ということでした。

 そこで、リビングはベーシックに白を使い、寝室は赤い壁に緑のカーペットで、映画「アメリ」の世界ですね。照明は奥様が働いている雑貨店で扱っている、Tsé &Tsé associées(ツェツェ・アソシエ)のもの。奥様は寝室が家の中で一番落ち着くのだとか。

 寝室とリビングを仕切る壁の上部には窓があり、そこから中の赤がちらりと見えます。また、トイレは一面のピンク、洗面所はグレーにしました。

寝室は赤い壁に緑のカーペットで、映画「アメリ」風に。照明はTsé &Tsé associées(ツェツェ・アソシエ)のもの

 新しく買った家具はソファくらいで、あとはほとんどの物が以前から持っていたもの。 キッチンにあるインディアンキッチンラック、フランスのお花屋さんで使われているという亜鉛めっきの天板のテーブル、ヨーロッパ旅行で買ったというドアノブ、照明、アート作品や花瓶……いたるところでお二人独自の世界観が垣間見えます。何年も温めてきたアイデアがここで一気に実現できました。

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