親子で「勝ち飯」教室 瀬戸大也選手の妻・優佳さんも参加

  • 文・写真 北林伸夫
  • 2018年10月11日

「勝ち飯」教室の後は試食が行われた

スポーツを頑張っている選手や子どもたちにとって、食事はとても大切です。成長するために、そして試合に勝つために必要な「勝ち飯」を学ぶ教室が8日、味の素ナショナルトレーニングセンター(東京都北区)で開かれました。

事前に申し込んだ親子約50人が参加。飛び込みの元日本代表選手で、現在は競泳の瀬戸大也選手の妻として食事面などを支える優佳さんをゲストに迎えました。

「食事も日々の積み重ねが大切」

講師は、管理栄養士の柴田隆一さん。「トップ(選手)であればあるほど、栄養・休養・練習のバランスがしっかりしています。栄養もしっかりやる。そのうえでしっかり体を休めて、万全な状態でトレーニングもやる。だから目標が崩れません」

そう語る柴田さんは、2008年の北京五輪に日本代表選手として競泳(バタフライ)に出場した、元アスリートでもあります。

元競泳日本代表の柴田隆一さんが講師を務めた

柴田さんが推奨するのは、(1)肉、魚、卵などの主菜、(2)ご飯やパンなどの主食、(3)野菜やきのこなどの副菜、(4)食欲のスイッチを入れる汁物、(5)乳製品、の五つをバランス良く取った食事。身体を「作る」「動かす」「整える」ために、それぞれが大切な役割を果たします。

優佳さんも現役時代は、減量のために主食を食べるのを減らしていたら、パワーが出ないことに気付いたそう。「体を100%いい状態で動かせるようにするのに、食事は本当に大事です。気を付けることで少しずつ成績は変わっていくので、日々の積み重ねが重要だと思います」と話していました。

朝昼夕の三食のほかに、必要な栄養を必要なタイミングで取る「補食」についても、柴田さんは重要性を説明しました。ただし、補食は「おやつ」であって「おかし」ではないという注意事項も。

6月に長女を出産したばかりの優佳さん。生活は大きく変わりましたが、「食事だけは手を抜かないように、娘が寝た後に下ごしらえをしたり、毎日工夫をしています」。子どもが成長したら何を食べさせて強い身体を作るかについても、少しずつ意識しているそうです。

インターハイの板飛び込みで3連覇を果たしたこともある瀬戸優佳さん

そんな優佳さんが作る、瀬戸選手の「勝ち飯」とは?

「レースが近づくにつれて、練習量を減らして、試合に向けてエネルギーをためる時期なんですけど、消費カロリーも減るので、脂質とタンパク質を抑えたメニューにしています。その分、米をたくさん食べるようにして、おかずは野菜などいろんな食材を入れたスープにしています」

瀬戸選手が食べたいギョーザやからあげは、試合後のごほうびとして作るようにして、我慢してもらうとのこと。その辺りは、夫をしっかりコントロールできているようです。

優佳さんや柴田さんの体験談を交えて食事の大切さを説いた

親子で「勝ち飯」を試食

「勝ち飯」は、日本代表選手や候補選手を食と栄養の面で支援するために、味の素が2003年から進めている「ビクトリープロジェクト」の一環。選手の栄養環境の改善に向けて実施しているサポートプログラムで、18年の平昌冬季五輪ではフィギュアスケートの羽生結弦選手らの栄養サポートを行いました。

今回の「勝ち飯」教室は、体育の日(8日)に開かれた「スポーツ祭り2018」(スポーツ庁など主催)のプログラムの一つとして、特別に公開されました。

普段は入ることのできない「勝ち飯食堂」で開かれた試食会

教室の終了後、参加者の親子らは「勝ち飯」の試食会へ。一流アスリートたちもよく利用する「勝ち飯食堂」(SAKURA dining)に移動しました。

用意されたメニューは、ごはん、鶏の照り焼き、サラダ、ホウレンソウのおひたし、豚汁、グレープフルーツ、ヨーグルト、お茶。合計771キロカロリーで、タンパク質やカルシウムなども豊富です。小さな子どもにとっては少し多めの量でしたが、残さないように頑張って食べる姿も。

参加した母親は「一流の選手も私たちとあまり変わらない食事を取っているのを知って、少し安心しました。子どもが大きくなって食べる量が増えたので、バランスに気を付けたいと思います」と話していました。

参加者が食べた「勝ち飯」の定食

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