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香りの世界でもボーダーレス

  • 2018年11月27日

(左)ドリス・ヴァン・ノッテン、(右)ブルマリン=いずれも大原広和氏撮影

ファッショントレンドはいま、「ミックス祭り」。数年前から始まったこの潮流は、女性らしい繊細な素材やスタイルに、最新機能を持ったスポーティーな素材やアイテムを足したり、手仕事でしかできない刺繍(ししゅう)やビーズが飾られたドレスにスニーカーを合わせたりするもの。

2019年春夏コレクションで、ブルマリンは、レースのドレスからネオンカラーのサイクリングパンツを透かして見せた。ドリス・ヴァン・ノッテンは、スパンコールのトップスに絵画調の柄のスカートやワークウェアテイストのアイテムを合わせた。

今の自分が心地良いように何でもボーダーレス的にミックスすることで、無理をしない感じの新しい雰囲気を生み出している。

香りの世界でもそれは同じ。華やかなフローラルの香りは常に主流だが、男性用なのか女性用なのか、普段使いなのかハレの日用なのかといったボーダーやルールよりも、つける人が居心地の良さを感じられる香りが新しい。

たとえば、洗練さと自然体がミックスされたグタールのボワ・ダドリアン・オードパルファム。まるでイタリアのトスカーナへの旅で、その大地と柔らかな日差しを感じるような安らぐ香り。また、150年以上の歴史があるロジェ・ガレのエクストレド・コロン・ネロリ・ファセシも、ジューシーな果実や潮風のようなソルティーな香りが男女問わずリラックスできる。(ファッション・ビューティジャーナリスト 松田アヤノ)

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PROFILE

松田アヤノ(まつだ・あやの)ファッション・ビューティジャーナリスト

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1971年生まれ。日本版「VOGUE」などを経て、2006年に独立。ファッションとヘアメイクのトレンドを取材している。

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