朝日新聞ファッションニュース

テーラード、復活の兆し パリ・コレにみる19年春夏トレンド

  • 2018年11月28日

 2019年春夏のファッションは、エレガントなテーラードスタイルが復活しそうだ。パリ・コレクションでも多くのブランドがクラシックな形に色や素材などで新味を加えて提案している。シンプルなスタイルを彩る大ぶりなアクセサリーもトレンドだ。

色や襟のアクセントで新味

ステラ・マッカートニー

 テーラードスタイルの中で目立ったのは、男物を借りたようにゆったりとしたボックス形のジャケット。たとえば、ステラ・マッカートニーは、イージーシルエットの着心地の良さそうなパンツスーツを見せた。肩は大きいが肩パッドはほとんど入れず、色は優しげなパステルピンクやアイスブルー。

ルイ・ヴィトン

 襟のデザインに変化をつけたジャケットも。「未来性と1980年代」をキーワードにしたルイ・ヴィトンは、80年代調のボックス形ジャケットの下襟を白で大きめに誇張して、ミニスカートに合わせて可愛らしく見せた。

ロエベ(左)、メゾン・マルジェラ(中)、サカイ(右)

 ロエベは、シンプルなテーラードスーツの襟を左右非対称な色使いに。脱構築的なテーラードスタイルを得意とするメゾン・マルジェラは、パンツスーツをいったん解体して自由な感覚で組み直したようなワンピースが印象的だった。日本のサカイは、トレンドカラーの黄色のパンツスーツが光った。

大きなアクセサリー、華やか

ヴァレンティノ

 マニッシュなスタイルを、華やかに見せる大きく個性的なアクセサリーも充実している。

 「女性たちの自由」を着想源にしたヴァレンティノは、太く存在感のあるイヤリングで、エレガントな力強さを表現した。

ジバンシィ(左)、バルマン(右)

 ジバンシィは「I AM YOUR MIRROR」をテーマに、男女の境を鏡に見立てた。男性的なミリタリースタイルに、モビールのように揺れるイヤリングが顔を映えさせる。大きめで金属製だが、軽く仕上げているという。バルマンやシャネルなど多くのブランドは、太めのバングルを重ねづけして手首に飾っていた。

 久しぶりに登場したテーラードスタイルとビッグアクセサリー。どちらも現代の生活や気分に合わせた機能性やリラックス感がある。19年春夏らしい明るくポジティブな感覚で装うのがポイントのようだ。

(編集委員・高橋牧子)

<写真は大原広和氏撮影>


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