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「間」「わびさび」の美と対話 ヴァレンティノ、プレフォール・コレクション東京で披露 

  • 2018年12月27日

大原広和氏撮影

 イタリアのヴァレンティノが来年秋に向けたプレフォール・コレクションのショーを東京都内で開いた。着想源は、和の美意識である「間(ま)」や「わびさび」。

 デザイナーのピエールパオロ・ピッチョーリは「完全性を求める西洋の美とは違い、不完全さや、はかなさ、多様性を貴ぶ日本の美に現代性を感じた。日伊の異なる文化を対話させることが今、大事なのだと思う」と語った。

 東京都品川区で11月27日に開催されたショーでは、オートクチュールメゾンらしい手の込んだディテールを盛りながらも、大胆で若々しい作品を並べた。レディースはフリルをふんだんに寄せた赤いドレスや左右非対称な柄のドレスを見せ、メンズでは和装を思わせる中綿のコートが印象的だった。

 銀座に期間限定の店を12月9日まで開設。アンダーカバーやダブレットといった日本のブランドだけでなく、漆芸など様々な分野の作家と協業し、商品も販売した。ステファノ・サッシ会長兼CEOは「より多くの方にブランドや商品を知っていただくために、ショーに先がけて売り場も作り、意外性のある商品を置いた。SNS時代にぴったりの見せ方だと思う」と話した。(編集委員・高橋牧子)


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