朝日新聞ファッションニュース

<インタビュー>ロジェヴィヴィエの新クリエーティブディレクター ゲラルド・フェローニ

  • 2019年1月16日

カラフルに、快適に

 華麗な色使いやバックル付きのフラットシューズで知られるフランスの靴ブランドのデザインを、2019年春夏から手掛ける。創始者の作風を受け継ぎながら、より豊かで微妙な配色や現代的なフォルムなどで注目されている。昨年11月、イベントで来日した。

1980年、イタリア生まれ。今年3月から現職

 ――昨年9月のパリのプレゼンテーションでは、写真家や女優ら6人の女性クリエーターの部屋を演出しながら新作を見せましたね。

 「昨年11月の東京では、琴奏者や書道家という設定にしました。現代女性はどんどんパワフルで創造的になっているし、様々な女性がいて、多様な生き方があることを示したかったのです」

 ――新作で特に力を入れた点は?

 「靴を履く人、見る人に、とにかく楽しんでもらえるように、カラフルにして、ブランド特有のフォルムも少し強調しました。創始者ヴィヴィエの特徴は、色とシルエットと希少性にあると私は考えていて、そこにはあくまでも忠実でありつつ、自分の個性を加えていきたい」

(左)ロジェヴィヴィエのバックルシューズ=ブランド提供(右)ストラップシューズ

 ――いま、靴に必要なこととは何だと思いますか。

 「何よりも快適さだと思う。10年前はデザイン性が一番だったけれど、今は履く人が心地よく、自信を持てることが大事。そのために形を工夫したり、技術を向上させたりと物理的な努力を重ねなければいけない。履きやすいことに感動し、しかもデザインもいい。その人にとって何か特別な物であることがラグジュアリーなのです。私の仕事は、自分のエゴを押しつけることではなく、女性のために奉仕することです」

(編集委員・高橋牧子)


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