ストール、やさしいぬくもり
- 文・飯塚りえ
- 2019年1月18日
東京・渋谷「ハオス&テラス」で目を留めたのは、手の込んだストール。繊細な色づかいのモチーフ編みをていねいにつなぎ合わせた仕上げに驚く。全て手作りで同じものは二つとない。パリのデザイナー、ソフィー・ディガールがデザインし、マダガスカルで製作している。シンプルな着こなしをよそいきに変えてくれる逸品。32センチ×134センチ。4万9680円。
台東区鳥越の「つばめ工房」では、手織りのストールを見つけた。店主自身がデザインし、自分の欲しい色を求めて糸を染め、糸の持ち味を生かすよう意識してゆったりと織るという。
カシミヤ100%のストールはふんわりと柔らかく、70センチ×200センチと大判ながら軽く、顔に触れてもやさしく、ちくちくしないのがいい。基本的に受注生産。6万4800円。
銀座「ジョンスメドレー」で、同じイギリスはスコットランドのブランド「ジョンストンズ」のストールを手にした。ブランドらしいタータンチェックには、グレー、赤、緑、青、黄、黒など多くの色が使われ、何にでも合わせやすい。70センチ×190センチでカシミヤ100%。存在感がありつつしなやかで、真冬の寒さも春先の肌寒さにも重宝しそう。6万6960円。(飯塚りえ)

PROFILE
- 飯塚りえ(ゴロゾーマシーン)(いいづか・りえ)編集者・ライター
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ファッション業界紙、建築雑誌、女性サイトの編集などを経て編集プロダクション設立。著名人、研究者など200名以上にインタビュー。ファッションから先端科学まで幅広く執筆中。
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