時間の積み重ねが生む、花の透明な美しさ

写真

 ある日、近くの公園の池のかたすみで、白いつつじの花の群集が水に溶けて浮かんでいる姿に遭遇した写真家の吉田昭二さん。長年『花』をテーマに撮り続けていた吉田さんは、水の中で時間を重ねることで、花が本来持つ造形のみが浮かび上がる姿にひかれ、以来、水に溶け変化してゆくさまざまな花をとらえてきました。
 ゆらゆら揺らめき、豊かな色彩は消えていき透明と化していく――幻想的な花の、未知なる美しさをご覧ください。

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    PROFILE

    吉田昭二(よしだ・しょうじ)

    1938年東京生まれ。1963年吉田昭二写真事務所設立。主に広告写真の仕事をする。日本広告写真家協会展会員作品部門銀賞、ニューヨークADC ポスター入賞、国際カレンダー展コダック賞など。写真展「幻想模様」奈良市写真美術館ほか多数。写真集「花たち」「奇妙な果実園」「Beat 2(日本カメラ社刊)」など。作品コレクション:スタンフォード大学美術コレクションほか

    BOOK

    TRANSPARENCY

    TRANSPARENCY
    (日本カメラ社)吉田昭二(著)

    『花宇宙』、『花化粧』、『Beat2』に続く花の写真集。水の中で時間を重ねることで、花の色が抜けてゆき、花が本来持つ形のみが造形的に浮かび上がる。花をモデルにして時が織りなすその美しさにひかれ、そのときの印象をスタジオの中での舞台作りで、水に溶け変化してゆくさまざまな花のもつ未知なる美しさをとらえた

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