ソーシャルな、お買い物。

ストイック。だけど、優しい。

  • 2014年11月17日
  

 福島県福島市出身のデザイナー・宮森佑治さんは2005年、アパレルの縫製が盛んな同県南相馬市で自身のブランド「ArtyJUNGLE」を立ち上げた。そして11年、東日本大震災、原発事故が発生。洋服を作っている場合じゃない、と団体を立ち上げて復興支援活動を行っていたが、「緊急のフェーズが過ぎると、100年後のスパンで今できることを考え始めました」。

 震災後初めてデザインしたのが、このブラウス。工場、技術がある南相馬にものづくりの文化が根づけばいい。自身のファッションの分野で貢献していこうと決意した。震災を経て特に福島という風土について考えた。強くて、でも優しい。その思いがゆったりしながら、シルエットの美しさにつながった。

アジアの民族衣装、日本の着物にも影響を受けて。

 長く着られるよう、オーガニックコットンを使用。「細い番手を使った表のステッチは、技術がないとできない。仕上がりが美しくないと全体に響いてしまうので重要なんです」。ブランド設立後、大量の服が廃棄されていることを知り、流行にとらわれないデザイン、ゴミを出さない断裁方法などにも力を入れる。妻の淳子さんも製作に参加。

    ◇

「ArtyJUNGLE・ブラウス」●2万9220円(ArtyJUNGLE www.artyjungle.com

■「ソトコト」2014年12月号より

(文/久保田真理 写真/松下二郎)

ソトコト

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