タカラヅカファイル

大原麗子没後3年ドラマに出演のふたり

  • 2013年3月5日

写真:大原麗子没後3年ドラマスペシャルに出演する瀬奈じゅん(左)と田代万里生=撮影・岩村美佳大原麗子没後3年ドラマスペシャルに出演する瀬奈じゅん(左)と田代万里生=撮影・岩村美佳

 昭和を代表する女優、故大原麗子さんの波瀾万丈の生涯を描いたドラマ「女優 麗子〜炎のように」(3月6日放送)は、内山理名さん演じる大原さんをはじめ、彼女と親交のあった著名人がすべて実名で登場するという話題作。そこに、瀬奈じゅんさんが浅丘ルリ子さん役で、田代万里生さんが森進一さん役でドラマ初出演します。「最初は台本の読み方すらわからなかった」。舞台との違いに戸惑いつつも新しい世界に興味が尽きない様子の2人に話を聞きました。

 難病ギラン・バレー症候群との闘いや2度の結婚・離婚、苦楽を共にした母への献身的な愛など、大原麗子さんの知られざる素顔がつまびらかにされる。台本を一気に読んだという瀬奈さんは、大原さんについてこんなふうに語ります。

「その人に与えられた役、その人にしか演じられない役というものを求められた女優さんだったのだなと思います。代役なんかありえないという切羽詰まった思いや、絶対仕事に穴を開けてはいけないという意地、芝居や女優という仕事の高みを目指そうとする精神力。さらに、その背景には家族を大切に思う気持ちがあって。家族を守るための女優生活だったという点も本当にストイック。自分自身がそこまで求めるかといったら、また違うところもありますが、一女性としても一女優としても、とても憧れますね」

 瀬奈さんは、瀬奈さんがこのドラマで演じる浅丘ルリ子さんとは舞台「ニューヨークに行きたい!!」で親子役を演じた間柄。

「『実はルリ子さんの役をさせていただくんですよ』と報告をしたら、『ウッソー!』と驚いて、『あさちゃん、アイラインがなきゃ私じゃないからね』とご本人自ら監修していただいて(笑)。なので、今日もばっちりアイラインが入っています」

 さらに、浅丘さんについては、「サバサバしていて裏表がなくて、母性あふれる方。だからこそ、大原さんは身をゆだね、わがままも言えたのだと思う」と語り、「そうした部分についていい表現ができたら」と、役作りへの意欲をにじませました。

 一方、森進一さんを演じる田代さんは、ご本人との面識はないため、資料を読み込み、舞台の楽屋でも森さんの曲をかけているそうです。

「森さんの21、22歳の頃の映像を見るとほんとうに素晴らしくて、実年齢にはとても見えなくて衝撃でしたね。歌うシーンはありませんが、ちょっとだけ歌の練習もしました(笑)」と興味深い裏話をあかし、こう続けました。

「大原さんはご家庭で凄く辛い経験をされていて、お母さんに楽をさせてあげたいという思いから女優になり、どんどんお仕事をされていくんですね。それは家庭に恵まれなかった森進一さんにもいえて、そうした経験があったからこそ求めるものがあって、大原さんと共鳴した部分と、共鳴していたはずなのに食い違ってしまった部分があったのではないかと。森さんと大原さんの目に見えるところ以外の部分を感じ取れるような脚本になっているので、その点を楽しんでいただきたいですね」

(ライター 岩橋朝美)

◆大原麗子没後3年ドラマスペシャル「女優 麗子〜炎のように」
放送日時:2013年3月6日(水) 21:00〜23:08 (テレビ東京系列)
出演:内山理名 徳重聡 杉浦太陽 田代万里生 瀬奈じゅん ・ 高橋惠子 田中健 松原智恵子 みのもんた 古谷一行

◆ミュージカル「エニシング・ゴーズ」
《東京公演》2013年10月7日(月)〜28日(月) 帝国劇場

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