戸田恵梨香、『大恋愛』30歳の転機

  • 記事提供:ORICON NEWS
  • 2018年11月9日
  • 視聴率、評価ともに好評『大恋愛~僕を忘れる君と』の好演が注目される戸田恵梨香 (C)ORICON NewS inc.

  • [PR]

     戸田恵梨香主演のドラマ『大恋愛~僕を忘れる君と』(TBS系)が今季秋ドラマの中でも話題になっている。若年性アルツハイマーにおかされる女医を演じる戸田恵梨香の芝居に評価が集まり、オリコンドラマバリューの満足度調査では同ドラマが92ptと最も高い反響となった。主演の戸田恵梨香のキャリアを振り返ると、30代に突入し熱演する今作がひとつの“転機”になっている模様。改めて戸田恵梨香の変化がいかなるものか考察してみよう。

    【写真】“イケメン”なムロツヨシにSNS驚き 『大恋愛』第1話

    ■『大恋愛』の戸田恵梨香に反響、大人の女性の心情を見事に表現

     オリコンによるエンタテインメントビジネス誌『コンフィデンス』のオリコンドラマバリューの調査では『大恋愛~僕を忘れる君と』の視聴者満足度は初回74pt、第2話89pt、第3話92ptと上昇し、2週目まで首位だったNHK連続ドラマ小説『まんぷく』を抑え全ドラマの中で最も高い数値となった。同ドラマは、コメディイメージの強いムロツヨシの恋愛ドラマという面が多く話題に上がっているが、“主演”の調査項目が回を追うごとに点数が高まっており、戸田恵梨香が高い評価を受けていることが分かる。

    「尚役の戸田恵梨香の演技がインパクトがあり、とても印象的でした」(30代男性/東京都)、「戸田恵梨香の切ない表情や声にグッとくる」(10代男性/東京)、「駆け引きではなく、ストレートな芝居が胸に響く」(30代女性/東京)、「戸田恵梨香の迫真の演技に見入ってしまう」(40代女性/北海道)「戸田恵梨香が演じるヒロインの一途な思いが素敵で、見ると切なくなる」(20代女性/埼玉県)、「今まで出演した作品の中でも今回が一番魅力的」(50代男性/千葉県)と、広い世代から戸田の芝居を評価する称賛のコメントが多く寄せられている。

    ■代表作多数で演技力は折り紙付きながら…“強烈すぎた”美少女イメージが先行

     戸田恵梨香の芸能活動は実は長く、2000年の“子役”時代からスタート。NHKの朝ドラ『オードリー』の脇役でドラマに初出演した以降、『野ブタ。をプロデュース』(日本テレビ系)では準ヒロイン役を演じるなど経験を重ねて、人気女優として成長していく。

     『大恋愛』の脚本家・大石静氏は『オードリー』の脚本を手掛けており、当時の戸田の様子を「うまい子だなぁと思ったけど、戸田恵梨香という名前だったことを忘れていた。すごい良い雰囲気を出していた」と、ドラマ発表イベントにて語っていた。

     戸田は、現在までに『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』や『LIAR GAME』『コード・ブルー』『流星の絆』など人気作への出演が多数あるが、数ある出演作の中でもイメージを強烈に印象付けたのが、映画『DEATH NOTE』(2006年)だろう。

     同作ではツインテールがトレードマークの人気アイドル・弥海砂(ミサミサ)役を演じており、映画デビュー作でありながら戸田の美少女ぶりが最大に発揮され『あのかわいい子誰?』と話題に。これがブレイクのきっかけとなり女優として躍進したこともあり、いまだに戸田恵梨香=ミサミサのイメージを持つ人も多いはずだ。脇役の出演作もあるが、ヒロイン役の印象が強いのも、こうした戸田のビジュアルイメージが先行していた部分が大きい。

    ■「『SPEC』で第1ステージが終わった」、30歳に向けて第2ステージへの意識 

     コンスタントに作品の出演が続き、着実に人気女優としての道を歩んできた戸田。2015年に映画『エイプリルフールズ』『駆込み女と駆出し男』『予告犯』と出演作が立て続き、オリコンは多忙を極める戸田にインタビューを実施。その際、女優としてのキャリアについて語っていた。

    「30歳に向けてどう仕事していくかを考えている今の時期に、この3本の映画に出会えたことはすごくよかったと思います。『SPEC』で私の第1ステージが終わった気がしていて、次の第2ステージをどうするのか、ずっと模索していています」(戸田)

     その翌年(2016年)は映画『ぼくのおじさん』、ドラマ『この町の命に』(WOWOW)『#ハイ_ボール』(フジテレビ系)、2017年は映画『無限の住人』、ドラマ『リバース』(TBS系)と出演作を抑えていたようだ。また、自身のイメージについても同インタビューで次のように言及していた。「イメージが確立されるのが怖いという気持ちはあります。美人役の後は美人役ばかりになることもあるし、『SPEC』みたいな作品の後は個性の強い変な役ばっかりになったり(笑)。そういうイメージをどんどん裏切っていけたらいいなと思います。いい作品に出会えればどんな作風のものでも、どんな役でもやりたいです」(戸田)

     そして、戸田恵梨香の第2ステージを感じられたのが、2018年の春ドラマ『崖っぷちホテル!』(日本テレビ系)だった。同ドラマで戸田は、落ち目のリゾートホテルを父から受け継いだ支配人・桜井佐那役を演じた。頼りなく、自信もない。仕事に悩み、トラブルに翻弄される地味な支配人のスーツ姿の役作りでは、ビジュアル面を抑えて精神面で勝負する姿勢を感じられたのだ。

    ■ビジュアルイメージからの脱却、大人の女性としての魅力を開花

     そうして、今夏に30歳を迎え『大恋愛』が10月からスタート。美人女医という設定から美貌を生かしつつも、先述のように戸田の持つ演技力が全面に出る形となった。戸田は今作の役柄について「感情を持っていかれてしまう。泣いてはいけないところで涙が出てしまうことがあって、感情のコントロールが難しい。今まであまり経験がなかったこと」「こんなに難しいって実感したことはなかったぐらい悩みながら演じている」と語っているとおり、精神的なチャレンジとなっている模様。今回の戸田の高評価は、30代に突入し年齢を重ねた戸田が“強烈すぎた”美女イメージから脱却し、本来の演技力が純粋に評価された結果といえるのではないか。

     また、今年戸田は、コスメブランドの「ランコム」のミューズに日本人で初めて就任。就任イベントでは、30代突入を目前に控え今後の展望を問われると「昔から空を見ることが好き。四季を感じながら、心にゆとりと豊かさを持てる女性になりたい」と笑顔を見せた。同ブランドは大人の女性がターゲット層で、女性の年齢の変化をポジティブにとらえ応援するブランドでもある。そこに自身のキャリアを重ねているようでもある。

     年齢を重ねて大人の女性としての魅力を開花させ、充実した30代のスタートを切った戸田恵梨香。ドラマ『大恋愛』は今夜放送で第一章が完結、次週から第二章に突入する。今後の戸田恵梨香の熱演に注目していきたい。

    オリコン

    Copyright(c)オリコンNewS, 記事・画像の無断転用を禁じます

    画像

    この記事を気に入ったら
    「いいね!」しよう

    今、あなたにオススメ

    Pickup!