西川貴教、セルフパロディで開眼

  • 記事提供:ORICON NEWS
  • 2018年11月15日
  • 多方面で活躍し、“肉体美”と“顔面美”も話題の西川貴教 (C)ORICON NewS inc.

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     ヒット歌手でトーク術も長けており、さらにイベントプロデュースなど多方面で愛されている西川貴教。クリエイター的立ち位置だけでなく、現在48歳に見えない美魔女(!?)のような顔立ちやムキムキの筋肉、CM出演など様々な方面で活躍。圧倒的な歌声を聴かせる『消臭力』や、自身の“風芸”を取り入れたドライヤーのCMを筆頭に、最近では“肉体美”と“顔面美”も話題に。『マーヴェラスTVジム』(NHK Eテレ)でもそのキャラクター性が発揮され、まさに“元ネタ、自分!”で愛されている。その秘訣は、彼が全力で“弄り”に乗っかる風通しのいい人間性だからこそではないだろうか。

    【写真】まるで彫刻!? バキバキの肉体美を披露した西川貴教

    ■浅倉大介プロデュース、90年代を代表するヒット歌手に

     多くの視聴者にとって、初めて西川のインパクトに触れたのはもちろんT.M.Revolutionだ。1996年にデビューすると、「WHITE BREATH」(1997年)や「HOT LIMIT」(1998年)などの楽曲が次々ヒット。東京ドーム公演を成功させるなど、輝かしい実績を残していく。と同時に、「WHITE BREATH」のMVにおける「なぜか猛吹雪の中で上半身裸&ジャケット+ネクタイ姿」、および「HOT LIMIT」の「黒いテープ状の衣装を体に巻きつけた半裸姿」などが強烈な印象に残っている人も多いはず。

     当時の状況は「正直、覚えていないんです。全く忘れているわけじゃないけど、周りを取り巻く環境の変化が大きくて、僕自身はあまり劇的に変わらなかった気がする」「僕自身の気持ちの変化よりも周りの変化についていくことに精一杯でした」(ORICON NEWS/2016年5月11日)と振り返っており、その人気ぶりが伺えるだろう。

     楽曲はキャッチーなメロディでカラオケでも熱唱しやすいし、美白でクールなルックス、それでいて突き抜けまくった歌唱力と衣装で、どこか他のアーティストとは一線を画す存在としてお茶の間でも認識されていった。

    ■「喋れるアーティスト」でプロデューサーとしても活躍するオールラウンドプレーヤー

     その一方で、『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』(フジテレビ系)などでは、関西弁で繰り広げるトークが面白すぎると、“喋れるアーティスト”としてのキャラクター性も発揮。その後も多方面で活躍を見せていき、T.M.Revolutionとしてデビューした翌年1997年には、すでに西川の名前で『オールナイトニッポン』(ニッポン放送)でラジオパーソナリティをこなし、以降8年以上シモネタありの内容で人気を博した。

     また、声優としての出演や主題歌として関わりが深いアニメ分野では(『機動戦士ガンダムSEED』など)、アニメファンにも一目置かれほどの知識量を誇り、サブカル方面への強さも。さらに故郷では、滋賀ふるさと観光大使として『イナズマロックフェス』を2009年から開催しており、西日本では最大の野外ロックフェスのプロデューサーとしてもリーダーシップを発揮しているのだ。

     そして、2016年には「株式會社突風」を立ち上げ、実業家としての片鱗も見せるほか、ここ数年は『天才てれびくんYOU』(NHK Eテレ)から生まれたキャラクター、マーヴェラス西川としても活躍し、子どもからも人気を得ている。また、SNSでは「#マーヴェラス西川」のタグが“肉体美”と“顔面美”のギャップで盛り上がり、ネットユーザーとの親和性も高い。TwitterとInstagram合わせて約160万人のフォロワーがいることからも、幅広い層からの支持があることがわかる。

     このような多岐にわたる活動について、T.M.Revolutionはどんなアーティストなのか? という問いに、「良くも悪くも音楽性なんてありゃしないんだけど、お題を与えると、いろんな風に形や色を変えられる人かな。そういう意味ではひとつのキャラクターとして存在している感じがするし、アーティストとかミュージシャンっていうカテゴリーにはいない気がする」(同上)と語っており、そこにはファンや視聴者が求める姿にいつまでも応え続けようとする気概が感じられるし、自分自身の実力や努力を“信頼”していることも見て取れる。

    ■20年以上のキャリアなのに弄れる、文字通りの“風通しのいい人望”

     そんな全世代・全方位的に愛される西川の最大の武器は、自分を客観視して極めてきた“セルフパロディ“だろう。「T.M.Revolutionって名称もそうだし、いろんなところにツッコミどころ満載」(同上)と自己分析するように、美声を披露し続ける『消臭力』のCMは、大ヒットに裏付けされた圧倒的な声量で歌い上げる歌唱力があってこその強烈なキャラクターと言える。また、歌唱するとき常に風が吹いていることからT.M.Revolutionの定番ともいえる“風芸”も、前述のドライヤーCMのキャラクターとして昇華した。

     また、2016年には18年ぶりとは思えない仕上がりで「HOT LIMIT」の衣装を着こなしたことが、後に公式でコスプレ衣装として売り出すほど話題に。さらにはSNSにアップしてはたびたび話題になっていた筋肉は、『マーヴェラスTVジム』の出演へとつながっていく。“美魔女”と言えるほどデビュー当時とほぼ変わらない顔立ちと、進化し続けるムキムキな筋肉は、並大抵の努力では維持できるものではない。

     そして、これらはすべて自己発信というよりは、そもそも周りがネタにしてきたことでもある。アーティストはキャリアを積めば積むほど周囲は弄りにくくなるものだが、西川は何事にも全力でやりきる姿勢を見せるから、尊敬を込めてネタ化できる。だからこそ、セルフパロディにしても“サマ”になり、視聴者にも好意的に受け入れられているのだろう。

     ソロ歌手として、ここまで多方面にアプローチして成功している西川は稀有な存在ではないだろうか。西川が数多くの事業で成功していく理由も、こうした西川の各方面からのニーズに応えていく、文字通り“風通しのいい人望”にあるはずだ。

    オリコン

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