山崎亮 〈ハタラク〉をデザインする

辞めた社員とも仕事するメリット 柳澤大輔(2)

  • 柳澤大輔×山崎亮(2)
  • 2014年1月16日
  

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 何のために働くのか。シアワセを生み出す働き方とは――。コミュニティデザイナーの山崎亮さんがホスト役となってハタラク・エキスパートたちとの対話を重ねる、連続公開対談「〈ハタラク〉をデザインする」。昨年12月17日に開催された第5回のゲストは、面白法人「カヤック」代表の柳澤大輔さん。120分のトークライブの模様を5回にわたって紹介する2回目は、会社を出た外部人材との連携やユニークな採用について紹介する。

退職者も含めて「クリエイターの生態系」を

山崎亮 ここで、皆さんからのご質問を受けたいと思います。

 ◆質問 「今までに辞めた人がたくさんいるということですが、その人たちと仕事をするのは難しいのではないでしょうか? どうやってコラボしていますか?」

柳澤大輔 まず前提から話したいんですが、辞めるというのは男女の別れもそうであるように、いい関係で別れる人とそうでない人がいます。いい関係にしておかないと仕事をしようという気は起きないですよね。だからなるべくいい関係で別れるようにしたいと思っています。そういう意味では、割合からするとおおむね良好な関係が保てているのだと思います。
 なぜかというと、カヤックという会社はオープンであることをすごく重視しているというのがあります。合う、合わないも含めて、全部オープンにしていきたいと考えています。辞めたときにどういう理由で辞めるかとか、必ずきちんとコミュニケーションをとることを重視しているのでまあ、それで多少ひどいことを言い合っても、それはそれでいい関係でいられるというか……。
 入口のところでも、情報はオープンにするようにしています。最初に入って3カ月以内で辞めると退職金が出る、という仕組みがあるんです。「もし最初に合わないと感じたら、その直感をお互いに信じて、早めに結論を出しましょう」という話まで最初の段階でしている。そうやって、合わないのにずるずる続けて鬱屈(うっくつ)していくということはないようにしています。

山崎 辞めることをよしとするといっても、そういう雰囲気を醸成するのって、相当工夫が要りますよね?

柳澤 カヤックのホームページには、希望した方は全員、退職者の紹介を載せています。それに加えて、ここ最近は、退職者がどんな活動をしているかという「退職者インタビュー」も載せています。よく、高校の紹介ならば、卒業生の進学大学リストというのが載っているじゃないですか? あれと同じように、カヤックを卒業した人は、どこの会社に行っているのかというリストを出したりしているわけです。

山崎 なるほど。

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