プロ野球の中日、阪神、楽天の元監督で、楽天球団副会長の星野仙一(ほしの・せんいち)さんが4日、死去した。70歳だった。葬儀は近親者らによる密葬で執り行い、後日、お別れの会が開かれる予定。

 楽天によると、星野さんは2016年7月に膵臓(すいぞう)がんが判明。その後も仕事を続け、昨年、野球殿堂入りを果たした。昨年11、12月に東京と大阪であった、殿堂入りを祝うパーティーには姿を見せていたが、年末になって病状が悪化したという。

 星野さんは岡山県出身。倉敷商高を卒業後、明大へ。1969年、中日にドラフト1位で入団した。投手として82年までの14年間で、通算146勝121敗34セーブ、防御率3・60の成績を残した。73年からは5年連続で2けた勝利を挙げるなど活躍し、74年には沢村賞を受賞した。

 87年から91年、96年から2001年までの2回、中日の監督を務め、1度ずつリーグ優勝を果たした。02年からは阪神の監督を2季務め、03年にチームを18年ぶりのリーグ優勝に導いた。08年の北京五輪では、アジア地区予選から日本代表監督を務めたが、メダルを獲得できず、翌年の第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の監督は、次期候補と有力視されながら辞退した。

 11年から楽天を率いた。13年には創設9年目の球団を初の日本一に導き、自身としても監督通算16年目で初の頂点に。三原脩、西本幸雄と並び、3球団でリーグ優勝を成し遂げた監督となった。計17年で通算1181勝。戦後生まれでは初の1000勝監督になった。15年からは楽天球団の副会長を務め、新人選手の獲得などに尽力した。