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 【松尾慈子】年末も押し迫って参りました。今年も私が偏愛する漫画をご紹介してまいりましたがいかがだったでしょうか。来年もがんがん偏愛する漫画をご紹介していきたいと思います。今年の偏愛締めくくり、というワケではないのですが、今回ご紹介するのは百合(ゆり)漫画です。百合って? 女の子同士の恋愛を描いた漫画のことです。甘すぎる、現実味がない、などと批判されることもある百合本ですが、そこがいいんじゃあないですか! 本作裏表紙のダブルでウエディングドレスなんて、ほらなんてかわいい……。砂糖菓子のように、甘い甘い世界観。これでもか、という甘さをご堪能ください。

 本作を描いた雨隠ギド、ちなみに「あまがくれ」と読む。BL(ボーイズラブ)や青年誌で活躍中で、今回は初のガールズ・ラブコミックスだという。一般的にいえば彼女の作品としては、青年誌「good!アフタヌーン」掲載の「甘々と稲妻」(講談社)の方がメジャーかとは思う。だが、私自身が食卓ドラマに少々食傷気味だったのと、女子高生と子連れシングルファーザーなんて売れ線を狙いすぎのような気がして、本作の方に軍配があがった。以降、ネタばれありなのでご注意を。

 本作は6編の短編と4ページの書き下ろし、そしてあとがき1ページからなる。収録作の「ひらがな線、あいう駅より」とその続編「終電にはかえします」は、女子高生2人の恋物語。お嬢様女子高に通う3年生のあさきは、女子アナウンサーを目指す美少女。ある日あさきは通学電車の中で一見ヤンキー風の1年生ツネに、痴漢から助けてもらう。以降、急速に仲良くなっていく2人だが、あさきは、女の子らしくないツネの、ふとした拍子に見せる「すごく女子」な部分に思いがけずときめく。「かわいい!! どうしよう かわいい!」

 初めてのデートの日、ツネが兄…

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