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 【松尾慈子】こんにちは! 新年気分も過ぎ去ろうとするこのごろですが、いかがお過ごしですか? どうでもいいオバサンのつぶやきですが、先日、私は44歳の誕生日を迎えました。ふと会社の女性たちに「そういえば、私って誕生日にホールケーキを買ってもらったことがないなあ」と言ったところ、その場の全員から「かわいそうな子!」扱いされました。この年になると、「かわいそうな人」扱いされることはあっても、「かわいそうな子」扱いされることはありません。なんともいえない、若者扱いされた気持ちになって、ちょっと心があったまりました。いや、私たちの世代には、ホールケーキはすごく貴重だった、というのもあるのよ、補足しておくと。

 さて、本作はいわずと知れた、BL好きから高い評価を得ている腰乃の新作だ。最近腰乃は年下攻めが定番となっていたが、今回は同級生同士。しかも、あの人気作「鮫島くんと笹原くん」で登場していた、笹原くんのオタクな弟が主人公なのである。前作では恋におぼれる笹原兄に対して、常にクールに突き放していた笹原弟。それが、恋の嵐に大いに翻弄(ほんろう)されるのである。

 弟・真希(まき)は二次元オタク。オタクの描写がなんともリアルで身につまされる。「自信に満ちてるリア充死ね」。その真希が、髪はオレンジ色で背も高いイケメン・新庄に悪意なくからまれて、毒づくせりふは「好きだよ大好きだよ 愛してるよ 液晶画面が邪魔で邪魔でしょうがねーって毎日思ってるよ それの何がいけねーんだ(中略)ほっといてくれよ」。わ~。リア充、苦手だよね~怖いよねえ~分かるわ~。

 それなのに、新庄はぐいぐいと…

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