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 岩沼市が、被災した沿岸集落の跡地に震災がれきを使って築造した「千年希望の丘」で31日、植樹祭が開かれた。全国から集まったボランティア6千人が、夏の日差しの中、タブノキやシイノキ、ヤマザクラなど7万本の苗木を植えた。昨年に続き2回目で、被災地最大級の支援イベントになっている。

 植樹を指導したのは、宮脇昭・横浜国立大名誉教授(86)。従来のクロマツを中心とした防潮林の多くが3年前の震災で壊滅したのに対し、海岸に多様な常緑広葉樹からなる林を育て、根を張らせることで津波を減衰できると、宮脇さんは提唱してきた。岩沼市はこの考えを取り入れ、千年希望の丘や震災メモリアルパークの植樹を、市民参加型で進めてきた。

 この日の植樹には「瓦礫を活かす森の長城プロジェクト」理事長の細川護熙元首相、小泉進次郎復興政務官、宗教学者の山折哲雄さん、女優の鈴木京香さん、ミュージシャンの石井竜也さんらも参加。宮脇さんは「国民運動、国家プロジェクトとして進めたい」と話した。(石橋英昭