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 最近、インタビュー中にノートに書きとめていると「録音しないんですねぇ」と相手に感心されることが増えました。ICレコーダーを使うこともありますが、なるべく筆記でやります。あとで記事を書く時ラクですから。

 1時間のインタビューを録音したら、あとで1時間かけて文字に起こさないといけません。でも録音せずその場で10ページほどのノートにまとめてしまえば、あとは記事を書く時パラパラパラとめくって使える言葉を探すだけ。相手の言葉をべったり文章化する雑誌の「○万字インタビュー」とかだったら録音が必須でしょうけれど、新聞記事はそれに比べたらずいぶん短いので、メモをとる段階で頭の中で粗編集を加えた方が効率的です。

 それに、取材中に相手の言葉を書きとめたりノートをババッと見返したりすると、更にツッコんで質問するべきポイントや欠けている大事なピースに気づくことがよくあります。ノートをとるのは、話をフカンし頭を整理することでもあるんですね。

 そんな取材ノートを見返すと、こんなに面白いお話をしゃべっていただいたのに紙面に使うのがごくわずかで「あぁもったいない!」と思うこともしばしば。というわけで今回は、第18回「手塚治虫文化賞」マンガ大賞を「3月のライオン」で獲得した羽海野チカさんのインタビューを、ロングバージョンでお届けします。4月29日朝刊に掲載した特集紙面で書ききれなかったお話を、どうぞお楽しみ下さい。

 「この賞は私にとってものすごくうれしくて、締め切り前に受賞の知らせを聞いてもう泣いて泣いて、号泣しながら原稿を描く私に友田さん(担当編集者)が1時間くらいティッシュを渡し続けてくれました。手塚治虫文化賞史上、一番取り乱した受賞者なんじゃないかって思います」

 「生まれて初めて自分で買った…

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