【動画】片岡愛之助さん「最先端のことをするのが歌舞伎」=戸田拓撮影
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 歌舞伎役者の片岡愛之助さん。生まれは、歌舞伎と無縁の町工場。自然体の中にあるのは、ど根性でした。客席を埋めるため、歩く広告塔になる覚悟です。

 ――昨年、ドラマ「半沢直樹」で、オネエ系の金融庁検査官を演じました。主人公の天敵として強烈でした。

 「いっしょに仕事をさせていただいたことがある監督さんから『ドラマを撮るんですが、出演していただけませんか』と電話をいただきました。どんなお役なのか聞くと、言いにくそうに『実は、オネエの役なんです』というのです」

 「ボクも40歳を過ぎていますので、挑戦することにしました。なぜ歌舞伎役者であるボクを使いたいと思われたのか、意味を考えました。意味がなければ、ほかの俳優さんやタレントさんを使えばいいのですから。もちろん、歌舞伎のように見得(みえ)を切るわけにはいきません。監督やプロデューサーと話し合い、きわどくてインパクトのある演技にしよう、ということになり、あの『黒崎さん』になったのです。ただ、あれでも抑えています。どうしても過剰になってしまいます。そんなときは監督さんに、やりすぎです、と直していただきました」

 「『おもしろいね』と言って下さった市川海老蔵さんのすすめで、ボクはブログをしています。放送されていたころのぼくのブログへの反応は、8割、9割が『黒崎さん、黒崎さん』でした。『黒崎さんって歌舞伎もしているんですね』って。みなさん、片岡です、歌舞伎がお仕事なんですよ」

 ――生まれは、歌舞伎とは無縁の町工場ですね。

 「もともとは、町工場のせがれです。祖父が、大阪の堺市で、船のスクリューにつかうプロペラの工場を経営していました。オヤジはそこの後継者でした」

 「船のスクリューは、ちいさなものから、大の字になった人間より大きなものまで、つくっていました。工場と家が同じ敷地にあって、ダンプカーが出入りするんです。親から、危ないので家の中で遊びなさい、と言われ、妹と、絵本を読んだり、積み木をしたりしていました。実家のオヤジは、外で遊ばせたいけれどどうしたらいいんだ、と悩みました」

 「ボクが5歳のとき、たまたま新聞に、松竹芸能が子役を募集している、と出ていました。両親は、ボクが友だちをつくるきっかけになれば、と応募しました。オーディションがありました。『青い空』と言ってごらん、というような簡単なテストです。標準語のイントネーションができるかどうかを見たのだと思います。あのとき落ちていたら、ボクは歌舞伎役者をしていません」

 「それから週1回、演劇の稽古…

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