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 スペイン国王、フアン・カルロス1世(76)が退位する。国民的な人気が高いフェリペ皇太子(46)が近く即位する見通しだ。ラホイ首相が2日、発表した。存命中の退位は異例。クリスティーナ王女(48)が脱税の疑いで予審裁判所に召喚されるなどして王室批判が高まっていた。

 国王はビデオメッセージで「皇太子が成熟した。新しいスペインに新しい国王を」とだけ話した。

 フアン・カルロス1世は、フランコ独裁後の民主化の擁護者として信が厚かった。だが近年は、アフリカでの象狩りツアーなどが発覚し、経済危機で苦しんだ国民に不満が高まった。王女は2月、夫がからむ不正疑惑への関与が疑われて法廷に立たされた。(パリ=青田秀樹)