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 シャープは5日、医療やロボットなど新事業の試作品28点を公開した。液晶頼みの経営から抜け出すため、社内に眠る技術を製品に結びつけようと開発を進めている。2015年度には、これらの新事業で800億円を売り上げるのが目標だ。

 指先を挟むと、血管のつまり具合を示すグラフがパソコン画面に表示される。採血せずに、糖尿病の予兆がいち早くわかる医療機器だ。番犬のように庭を動き回るロボットは、不審者には「お帰りください」と警告音を鳴らすこともできる。

 高齢社会を見据えた製品も開発する。筑前煮やステーキなどを炊飯器ほどの大きさの調理器に入れると、見た目や味はそのままで、歯に頼らず食べられる軟らかさにできるという。

 ほかにカップラーメン1杯分の300ミリリットルまでなら水を3秒で沸騰させるポットもある。

 シャープは昨年、新規事業をつくる200人の組織をつくった。水嶋繁光副社長は「シャープは液晶だけの会社ではない。面白い技術が多く、既存のビジネスにとらわれずに新たな顧客を開拓したい」と意気込んだ。(福山亜希)

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