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 【松尾慈子】タイトルは「花瓶の妻」、ではなく「過敏の妻」である。結婚してから化学物質過敏症を発症した妻かおりと、妻の闘病を支える漫画家・あきやまの様子をつづった実録漫画である。

 出会った頃のかおりはネットアイドルで生活感のない女の子。食事をお菓子で済ませるような日々を送っていた。彼女の自説は「有害な物質が体の中にある缶にたまっていっている」。人によってその缶の大きさや、有害物質を排出できる力は違っているのだという。新婚旅行から帰った直後からかおりに異変が起こり、太陽光や電子レンジ、シャンプーや洗剤、車の排ガスなどに次々に反応し、頭痛や腹痛、皮膚反応を起こすようになる。缶の中いっぱいになった有害物質があふれ出したかのようだ。

 酸素カプセル、外出時に紫外線を遮断するための家庭用消防帽子、輸入物の有機食材。夫婦は健康を取り戻すべく、いろいろ試す。だが、酸素カプセルは200万円、有機食材は高くつき、あきやまは「輸入にかかる税金を食べている気分……」。1カ月の食費は14万円にもなった。

 かおりが次々に起こる症状に苦…

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