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 サッカーW杯ブラジル大会の開幕を前に、東京・北青山の在日ブラジル大使館に、W杯を楽しみ語り合うための仮設パビリオン「サッカー2014」が完成し、11日に報道陣らに公開された。建物は、建築家の坂茂(ばんしげる)さん(56)が東日本大震災の避難所で導入した紙製の管による技術を使っている。

 パビリオンは、大使館の建物と道路の間に建てられ、約120平方メートル。18本の柱のほか、はりなども、再生紙による管を利用。管の断面で作った壁には、サッカーボールを詰めた。紙管は再利用できるという。

 12日から7月18日までの日中開放され、ブラジルのコーヒーやマテ茶、チーズパンが無料で楽しめる。

 アマゾンで違法伐採された木材の再利用にも協力する坂さんは、「この建物も日本とブラジルの関係の一つ。東日本大震災の避難所で提供した間仕切りの構造を生かした」と話した。(編集委員・大西若人