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 アクリフーズ(現マルハニチロ)の群馬工場(群馬県大泉町)製造の冷凍食品への農薬混入事件で、偽計業務妨害、器物損壊などの罪に問われている工場の元契約社員、阿部利樹被告(49)の初公判が20日、前橋地裁(野口佳子裁判長)であり、阿部被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。

 阿部被告は動機について、「ラインを止めて会社を驚かせようとやってしまった」と説明した。

 起訴状などによると、阿部被告は昨年10月3日~11月5日、工場内で22袋分のピザなどの食品に小型容器で農薬マラチオンを吹き付けて食べられないようにし、会社の業務を妨害したとされる。

 阿部被告は、取り調べでは、起訴内容にある農薬混入のうち10月24日以降については「農薬がなくなり、入れていない」と否認していたが、公判では「私が吹きかけた以外に検出されることはないと思う」と、争わない姿勢を示した。