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 中国のメディアを監督する国家新聞出版ラジオ映画テレビ総局は18日、記者がネットで政府に批判的な言論を発表する行為などを取り締まるよう、報道各社に求める通知を出した。世論への影響力を増すネット上の言論空間への管理を強める狙いだ。

 通知では、記者が私的なサイトやアカウントなどで当局の審査なしに批判的な報道をしたり、本来の職務を越えた分野で取材したりすることを禁じる。記事掲載の見返りに記者が金品を受け取るなどの行為と併せ、違反があれば告発するよう市民にも求めている。

 習近平(シーチンピン)指導部は今後の改革方針を定めた昨秋の重要会議で、「正しく世論を導くシステムを整える」として「記者の資格制度を厳格にする」としていた。

 中国メディアは党宣伝部門の厳しい統制下にあり、敏感な記事は当局や編集幹部の検閲を受ける。しかし、2011年の高速鉄道事故で、各地の記者が中国版ツイッター「微博」で政府批判をして世論を先導。その後も大きな事件や事故で記者が独自の情報や意見を発表して反響を呼ぶケースが増えており、本格的な規制に乗り出した形だ。(北京=林望)

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