大手百貨店の三越(現三越伊勢丹)、西武百貨店(現そごう・西武)の社長を務めた坂倉芳明(さかくら・よしあき)さんが5月13日午前7時58分、老衰のため死去した。92歳。葬儀は近親者で営まれた。喪主は長男芳夫さん。

 慶大を卒業後、1946年に三越に入社。45歳の若さで取締役に就任し、「三越のプリンス」と称された。73年には、当時の岡田茂社長と対立して三越を去る。ライバルの西武に転じ、77年に社長に就き、池袋本店の増改築などを進め多角化に取り組んだ。特別背任罪に問われ岡田氏が解任された三越事件の影響で経営危機にあった三越に顧問として復帰。86年には社長に就任したが、97年、社長時代に手がけたゴルフ場開発に伴う巨額損失の責任を取り会長を退いた。