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 NHKの浜田健一郎経営委員長は24日、経営委員で作家の百田尚樹氏が今月、静岡市での講演会で「日教組は日本のがん」「南京大虐殺はなく、従軍慰安婦はうそ」と発言したと報じられたことに対し、信条に基づく言動は制限されないとしながらも、「経営委員ゆえに注目を浴びるという事実を認識しなければいけない」と話した。委員会後、報道陣に問われ、こう苦言を呈した。百田氏はこの日、所用を理由に委員会を欠席した。

 百田氏は5月にも、岐阜市での自民党の会合でバヌアツ、ナウルの国名を挙げ、「家に例えると、くそ貧乏長屋で、泥棒も入らない」などと発言したと伝えられている。百田氏が2月の東京都知事選の応援演説で、対立候補を「人間のくず」と非難したことに対し、経営委員会は「委員が公共放送の使命と社会的責任を深く自覚し、一定の節度をもって行動する」という見解をまとめたが、その後も百田氏は問題視される発言を繰り返している。