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 大阪維新の会(代表・橋下徹大阪市長)の大阪府議3人が25日午前、府議団に離党届を提出した。党執行部に対する不満を理由としている。維新は大阪都構想の制度設計を話し合う法定協議会の委員を差し替える方針だが、身内からの離反は打撃となりそうだ。

 離党届を出したのは、小林雄志(堺市北区)、沢田貞良(大東市)、堀口和弘(泉南市)の3氏。いずれも当選1回で、維新・みんなの党府議団を離脱して新会派を作る。小林氏は記者会見で「今のやり方や組織では目指す改革ができない」と説明。来年4月に予定される府議選には3氏とも無所属で立候補する意向だ。

 背景には選挙区事情もある。府議会の定数は109から88に減り、9カ所で再編・合区される。沢田、堀口両氏の選挙区は合区対象で、他の維新現職と競合する。両氏は松井一郎幹事長に「くじ引き」での決着を打診されたが拒否。堀口氏は「府民への侮辱だ」と不快感を示した。

 維新は離党届を受理せずに除籍することも検討する。3氏が会派を離れることで法定協の維新の枠は1人減り、共産党か維新を除籍された4人でつくる無所属の会のいずれかから1人加わることになる。維新は週内にも府議会の議会運営委員会で反対派委員の差し替えを行う方針。差し替えにより法定協の過半数はぎりぎりで確保できるが、強行姿勢を続ければ、さらに内部の離反を招く可能性もある。

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