[PR]

 パレスチナ自治区ガザでイスラム組織ハマスとの戦闘を続けるイスラエル軍は31日、予備役1万6千人を追加招集することを決めた。中長期の戦闘に備えた措置で、すでに招集された兵士の交代要員にあてられる見通し。ネタニヤフ首相は同日の閣議で、ハマスの地下トンネル網を破壊するまで作戦を続けるとして、即時停戦を求める国際社会の声を一蹴した。

 ネタニヤフ氏は「イスラエル軍が重要任務を完了できないような提案には同意しない」と表明。トンネルの破壊はガザの非武装化の第一歩だとして、「停戦しようがしまいが、任務を完了する」と述べた。

 イスラエルのハイファ大学が7月23~25日に行った世論調査では、ユダヤ系イスラエル人の91%がガザでの地上作戦を支持。停戦の条件として、地下トンネルの完全破壊とロケット弾攻撃の停止を求める意見は約85%に上っている。

 パレスチナのマアン通信などによると、8日の戦闘開始からの死者数は1395人、負傷者は約7800人に達した。30日には、避難所になっているガザ市近郊ジャバリヤの国連運営の学校がイスラエル軍の砲撃を受け、避難民ら16人が死亡。国連の潘基文事務総長は同日、「重大な国際法違反であり、加害者は責任を取らなければならない」と強く非難した。(エルサレム=山尾有紀恵)

こんなニュースも