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 米自治領のサイパン島で2日、日本人姉妹が行方不明になっていることがわかった。警察当局によると、姉妹は長野県在住の山田なつきさん(33)と、北海道在住の山田ちなつさん(26)。2人が乗っていたとみられるゴムボートが沖合で発見されており、警察は海難事故とみて捜索している。

 警察によると2日午前、サイパン島北部の沖46キロで、ゴムボートが空気が抜けた状態で発見された。2人が泊まっていたホテルの部屋からは、ゴムボートを入れていたとみられる空き箱がみつかった。ビーチには、タオルや洋服とともに、ボートを膨らますポンプも残されていた。ビーチ近くに駐車された2人のレンタカー内には、パスポートなどの所持品が残っており、犯罪に巻き込まれた形跡はないという。

 2人は6月28日朝にサイパンに到着し、30日に出国予定だったが、日本への帰国便には搭乗しなかった。

 地元ダイビング店の田村尚美さんは、「(車が見つかった)あの場所は、流れが速く、足をとられてしまうことが多い」と話した。

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 妹の山田ちなつさんは2012年、北海道の農畜産物を道内外の市場に卸す「ホクレン農業協同組合」に入り、農業総合研究所のバイオ研究センター(長沼町)で農作物の品種改良などを研究。ホクレンによると、出勤予定だった1日になっても出勤せず、その後、家族から「サイパンで行方不明になっているようだ」と連絡があった。ホクレンの広報担当者は「元気で戻ってきて欲しい」と話している。(サンディエゴ=平山亜理