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 野々村竜太郎・兵庫県議(47)=西宮市選出、無所属=の政務活動費をめぐる問題で、県議会事務局が2011年度からの3年間で少なくとも4回、多数の日帰り出張など支出報告書の不自然な点を野々村氏に指摘し、修正を求めていたことがわかった。野々村氏は全く応じなかったという。

 野々村氏は3年間で計345回、日帰りで遠距離出張したとして交通費計約800万円を領収証なしに政活費から支出。切手を買ったとする計約250万円は、宛名も内訳もない金券ショップの領収証などが添付されているだけだった。

 議会事務局は野々村氏の11年の初当選以降、年度が終わって支出報告書が提出されると、「具体的な行き先や活動内容を書いて下さい」「(こうした請求は)普通考えられない」などと文書で修正などを求めてきた。野々村氏からは文書の確認欄にチェックが入って戻ってきたが、修正に応じたことはなかった。

 13年度分については2度指摘したが、事務局の担当者は「さらに修正を求めるには、事務局側が誤りを証明しなければならない」と話す。事務局は、職員の指摘を受け付けない場合、議長を通じて議員に対応を求めるルールにするよう議会に提案する方針。

 西宮市の市民団体「市民オンブズ西宮」は野々村氏に支出した政活費の返還を知事に求める住民監査請求をする。詐欺容疑などでの刑事告発も検討する。(赤井陽介、半田尚子)