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 私たちの見つけた言葉は「絵」でした――。聴覚障害があり、発達障害もあった娘が、絵を通じて成長し、イラスト作家になるまでの歩みをつづった本が出版された。「聖奈(まりな)の絵はコトバ」(中央法規出版)。母が文章を書き、娘が絵を描いた共同作業。「子育てに悩んでいる人たちに読んでほしい」と話している。

 目黒区の杉本聖奈さん(27)は3歳になる頃、先天性の聴覚障害と診断された。その後、ろう学校の幼稚部に通ううちに、先生の話を集中して聞けない、周囲と違う行動をとるなど、他人とのコミュニケーションにも問題があることが分かってきた。母親の香苗さん(54)は悩んだ。「なんでみんなと同じことができないの」

 そんな中、2人が見つけたコミュニケーションの方法が絵だった。学生時代、美術を学んだ香苗さんは聖奈さんに言葉を覚えてもらおうと、様々な絵をカードに描いた。興味を持つのは、学校で与えられる「コップ」「鉛筆」といった単語の絵ではない。「男の子の立ち小便」「犬のお尻」……。動きのある、興味を持ってくれるものを懸命に描き続けた。母の描く絵を見て、聖奈さんも絵を描くようになる。2人の心は絵でつながった。

 当時のろう学校の教育からはじ…

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