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 東京電力福島第一原発事故後1カ月間で、福島県の住民のうち約1万人が避難した距離は平均273キロ、回数は約4回に及んでいたことが東京大と名古屋大の調査でわかった。事故直後の避難行動を調べた数少ないデータで、原発周辺自治体が手探りで進める避難計画の実効性を高めるのに役立ちそうだ。

 東大の関谷直也特任准教授(災害情報)や名大の廣井悠准教授(都市防災)らが、文部科学省の委託を受けて調査した。事故から1年後の2012年3月、警戒区域などからの避難住民4万1754人に調査票を郵送、1万82人から回答を得た。避難者の大規模調査は国会事故調査委員会のアンケート(回収数1万633人)ぐらいしかない。

 調査報告書によると、自宅を離れた人が最も多かったのは、1号機の水素爆発が起きた11年3月12日。回数ごとの避難距離は1回目が平均57キロ、2回目が81キロ、3回目102キロ、4回目112キロと次第に長くなり、全体の平均は273キロだった。避難の平均回数は、事故から1カ月で約4回、1年間で4・9回に及んだ。避難によって家族が別々に暮らすようになった事例は42%にのぼった。

 避難手段は、自分や家族が運転…

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