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 買った覚えのない無修整のアダルトDVDが送られてきた後、高額の代金を請求される。そんなトラブルが起きていると国民生活センターが14日発表した。今後増える兆しがあるとして注意を呼びかけている。

 5月、埼玉県の50代男性に注文した覚えのない荷物が届いた。開けてみると何も書かれていないDVD5枚で、再生すると、モザイク処理などを施していないアダルト映像が収録されていた。どうしてよいか分からずそのままにしておいたところ、数日後に60万円の請求書が届いた。

 国民生活センターによると、このような相談は5月ごろから全国の消費生活センターに20件程度寄せられている。「代金を払え」と電話でしつこく迫られた例もある。高齢者を狙った健康食品の送りつけ商法が下火になる一方で、増加の兆しがあるという。

 同センターによると、無修整DVDを販売目的で所持していると刑法のわいせつ物頒布等の罪に問われる可能性があるが、送りつけられた物を持っているだけなら罪に問われない。特定商取引法では、送りつけられた荷物は14日間保管すれば送り主の返還請求権はなくなり、処分してよい。契約が成立していないので代金を支払う必要もないという。

 また、同センターは「パソコンなどで再生するとウイルスに感染するおそれもある。むやみに再生しないで」と呼びかけている。(小泉浩樹