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 競馬ファンの夢を背負って懸命に駆けるサラブレッドたちは、引退後に生きて暮らせる保証がない。1頭でも多くの競走馬に静かな余生を送ってもらいたいと、全国11の牧場や団体が立ち上がった。今月、北海道新ひだか町で「引退馬サミット」を開く予定だ。

「ふるさとに戻してやりたい」

 国内最大の馬産地として知られる日高地方に、高齢馬9頭を養う牧場「ローリング・エッグス・クラブ(REC)」がある。最高齢の「アサヒエンペラー」(オス)は31歳で、人間なら100歳近い。1986年の皐月賞と日本ダービーで3着、87年の天皇賞(春)で2着とあと一歩で栄冠に届かなかった。

 「年を取ると、背中がくぼむんです。冬毛もなかなか抜けなくなるんですよ」と話しながら、スタッフの宮本直美さん(49)が首をなでた。栃木県生まれの宮本さんはサラブレッドの走る姿のとりことなり、日高の牧場で働く男性に嫁いだ。

 育てた子馬が馬主に高く売れた時はうれしいけれど、成績を挙げられなければすぐにも引退させられ、処分されてしまうことがつらかった。「馬はペットではないと思うけれど、殺していいとは思えない。もう見て見ぬふりはせず、1頭でもふるさとの土に戻してやりたい」と話す。

 RECは全国各地のファン約1…

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