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 長野県警千曲署員が証拠品の飲酒検知管をすり替えて、道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑で男性を書類送検したとして、県警は、関与した警部ら4人を証拠偽造などの疑いで近く書類送検する方針を固めた。長野地検は4人の刑事処分が決まり次第、有罪が確定している男性の無罪を求める再審請求をする見通しだ。

 県警によると、男性は昨夏、呼気から基準を超える1リットルあたり0・15ミリグラム以上のアルコールが検出されたとして千曲署員に摘発され、男性も飲酒運転を認めた。署員がその後、検知管にひびがあるのに気づき、上司の警部に相談。別の検知管にすり替えるよう指示され、アルコール入りの洗口液を口に含んで別の検知管に呼気を入れ、証拠品にしたという。

 県警は、署員がひびのある検知管では証拠能力が疑われると考えてすり替えた、とみている。県警は4人を懲戒処分にする方針だが、全員退職する意向を示しているという。(小松隆次郎、横川結香)